アメリカンクッキーの専門店「ステラおばさんのクッキー」。その包装紙に書かれた「How To Cook A Husband(夫の調理法)」が注目を集めています。掲載の経緯を取材しました。ステラおばさんのクッキーとは ステラおばさんのクッキーを運営しているアントステラのホームページには、創業の経緯がこう書かれています。 ◇ ステラおばさんは、ペンシルバニアのダッチカントリーで幼稚園の先生をしていました。
彼女の作る大きくて香ばしいクッキーは、村のお菓子コンテストで優勝したこともあります。 そんな彼女が作った風味豊かで素朴な味わいのクッキーを日本に紹介したのが、ステラおばさんの甥、「アントステラ」の創業者ジョセフ・リー・ダンクルです。店名の由来 1982年、来日していたジョセフは、ステラおばさんのお菓子を日本に紹介しようと決意。 74歳になっていたステラおばさんに電話で相談すると、とても喜んでくれて、こう言ったそうです。 「いいかい。クッキーやケーキを作るとき一番大切なのは、オーブンの温度じゃないんだよ。それを誰かのために作ろうっていう気持ちなんだよ」 6年かけてジョセフにクッキーとケーキ作りのすべてを伝えたステラおばさんは1988年、80歳で亡くなりました。 店名はストレートに「ステラおばさんのクッキー」、会社名も「アントステラ(=ステラおばさん)」となっています。ホームページにも「夫の調理法」 そんな会社の量り売りクッキーの包装紙が先日、ネット上で注目を集めました。 新聞のようなデザインで英文やイラストがあしらわれているのですが、その一文に「How To Cook A Husband(夫の調理法)」とあります。 アントステラの公式ホームページにも「夫の料理法」という項目があり、こう書かれています。 (1)材料を、「安楽」と呼ばれる強い絹糸で縛り鍋に入れる。この時「義務」と呼ばれる弱い糸で縛ると生物なので、ゆるんで鍋から飛び出し、炎で焼けてしまうこともあるので、気をつけること。 (2)1の鍋を清らかで落ち着いた「愛の火」にかけ、すがすがしく、ほがらかに煮る。たとえ、ブツブツ、グツグツ言っても気にせずに、静かに見守ること。 (3)「キス」という砂糖を少々入れる。スパイス類は、もしも入れる必要があると思ったら、その量は貴方の判断力が決め手となる。煮えたかどうか、つっついたりせず、やさしくかきまぜ、見つめてあげること。アントステラに聞きました 「ステラおばさんへの好感度が爆上がり」「熟読しなきゃ」といったコメントが寄せられたこの包装紙。 夫の調理法の記載について、アントステラの広報担当者はこう説明します。 「1995年に刊行された創業者ジョセフ・リー・ダンクルの著書『アーミッシュの贈り物』で紹介されている内容になります」 この本はアーミッシュ(キリスト教の一派)の生活様式などを紹介する内容で、ステラおばさんは登場しないとのこと。 さらに、本の中では「夫の調理法」は別の本からの引用として書かれているそうです。「良き人生の調理法」もあります 1982年のクッキー事業がスタートした当初から使用している包装紙ですが、採用した経緯などは不明。 「アーミッシュの温かい心を紹介する目的があったのかもしれません」と担当者。 SNS上で定期的に話題になっているそうで、またも注目を集めたことについてはこう話します。 「大変ありがたいです。夫の調理法以外にも『良き人生の調理法』などのストーリーもホームページで紹介していますので、アクセスしていただけたらと思います」
アメリカンクッキーの専門店「ステラおばさんのクッキー」。その包装紙に書かれた「How To Cook A Husband(夫の調理法)」が注目を集めています。掲載の経緯を取材しました。
ステラおばさんのクッキーとは ステラおばさんのクッキーを運営しているアントステラのホームページには、創業の経緯がこう書かれています。
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ステラおばさんは、ペンシルバニアのダッチカントリーで幼稚園の先生をしていました。
彼女の作る大きくて香ばしいクッキーは、村のお菓子コンテストで優勝したこともあります。
そんな彼女が作った風味豊かで素朴な味わいのクッキーを日本に紹介したのが、ステラおばさんの甥、「アントステラ」の創業者ジョセフ・リー・ダンクルです。
店名の由来 1982年、来日していたジョセフは、ステラおばさんのお菓子を日本に紹介しようと決意。
74歳になっていたステラおばさんに電話で相談すると、とても喜んでくれて、こう言ったそうです。
「いいかい。クッキーやケーキを作るとき一番大切なのは、オーブンの温度じゃないんだよ。それを誰かのために作ろうっていう気持ちなんだよ」
6年かけてジョセフにクッキーとケーキ作りのすべてを伝えたステラおばさんは1988年、80歳で亡くなりました。
店名はストレートに「ステラおばさんのクッキー」、会社名も「アントステラ(=ステラおばさん)」となっています。
ホームページにも「夫の調理法」 そんな会社の量り売りクッキーの包装紙が先日、ネット上で注目を集めました。
新聞のようなデザインで英文やイラストがあしらわれているのですが、その一文に「How To Cook A Husband(夫の調理法)」とあります。
アントステラの公式ホームページにも「夫の料理法」という項目があり、こう書かれています。
(1)材料を、「安楽」と呼ばれる強い絹糸で縛り鍋に入れる。この時「義務」と呼ばれる弱い糸で縛ると生物なので、ゆるんで鍋から飛び出し、炎で焼けてしまうこともあるので、気をつけること。
(2)1の鍋を清らかで落ち着いた「愛の火」にかけ、すがすがしく、ほがらかに煮る。たとえ、ブツブツ、グツグツ言っても気にせずに、静かに見守ること。
(3)「キス」という砂糖を少々入れる。スパイス類は、もしも入れる必要があると思ったら、その量は貴方の判断力が決め手となる。煮えたかどうか、つっついたりせず、やさしくかきまぜ、見つめてあげること。
アントステラに聞きました 「ステラおばさんへの好感度が爆上がり」「熟読しなきゃ」といったコメントが寄せられたこの包装紙。
夫の調理法の記載について、アントステラの広報担当者はこう説明します。
「1995年に刊行された創業者ジョセフ・リー・ダンクルの著書『アーミッシュの贈り物』で紹介されている内容になります」
この本はアーミッシュ(キリスト教の一派)の生活様式などを紹介する内容で、ステラおばさんは登場しないとのこと。
さらに、本の中では「夫の調理法」は別の本からの引用として書かれているそうです。
「良き人生の調理法」もあります 1982年のクッキー事業がスタートした当初から使用している包装紙ですが、採用した経緯などは不明。
「アーミッシュの温かい心を紹介する目的があったのかもしれません」と担当者。
SNS上で定期的に話題になっているそうで、またも注目を集めたことについてはこう話します。