銀行の営業時間外、シャッター越しにATMコーナーから女性の声…行員が声かけ詐欺防ぐ

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還付金詐欺の被害を防いだとして、静岡県警下田署は静岡中央銀行下田支店の男性(55)と同支店に感謝状を贈った。
同署によると、3月20日午後6時過ぎ、60歳代女性が携帯電話で話しながら、同支店の現金自動預け払い機(ATM)の操作を始めた。同支店のシャッターは既に下りていたが、男性がシャッター越しにATMコーナーにいる女性の声に気づき、すぐに女性に声を掛けるなどしたところ、間もなく電話が切れた。女性は医療保険の還付金が戻ってくるとの虚偽の電話を信じ込んでいたという。
田代圭吾署長が同署で感謝状を渡し、「営業時間外にもかかわらず積極的に声を掛ける勇気ある行動が被害を防止した」と男性の行動をたたえた。男性は「お客様の被害を防ぐお役に立ててうれしいです」と話した。

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