五輪汚職「大広」元執行役員が起訴内容否認「無罪を主張」東京地裁

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件の裁判で、贈賄の罪に問われた広告会社「大広」の元執行役員が無罪を主張しました。
「大広」の谷口義一被告(58)は、大会組織委員会元理事の高橋治之被告(79)に対し、「東京オリンピックで大広もスポンサー契約業務を行わせて欲しい」などと依頼し、2020年から2022年までにおよそ600万円の賄賂を贈った罪に問われています。
きょうの初公判で谷口被告は、「私は贈賄したことなどありません」「高橋さんがみなし公務員だとは知りませんでした」と述べ、無罪を主張しました。
弁護側も谷口被告は「高橋被告と電通が主導したスキームに従ったにすぎない」「伝書鳩の役割だった」と主張しました。
一方、検察側は谷口被告が、「高橋被告に契約を後押ししてもらうために対価を支払うことを了承した」と指摘しました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。