宮内庁がSNSでの情報発信を検討 佳子さまが報道に自ら反論される可能性も

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自らの意思を決して曲げず、不器用な一面がある秋篠宮家の長女・眞子さんとは異なり、次女の佳子さまには世渡り上手で器用な一面があるという。姉の結婚までの道のりをご覧になり、妹は自由な情報発信の必要性を痛感させられたのか、宮内庁にSNS開設の機運が高まっている。
【写真】アイラインなどメイクをされ歩く佳子さま。他、水やりする佳子さま、成人時の髪オールアップ・ティアラ姿も 今年8月、佳子さまの私生活にひっそりと波風が立った。“交際のお相手”としてAさんの存在が報じられたのだ。Aさんは学習院初等科時代の同級生で、中高ともに学習院に通った人物。実家が歯科医院のAさんは彼自身も歯科医で、いまは家業を手伝っており、佳子さまがその歯科医院を訪れたことで“交際中”と報じられた。

「もし交際されているならば、もう少し隠れた場所でお会いになられるはずです。実は、あの歯科クリニックはもともと秋篠宮家が懇意にしていたそうです。Aさんの両親は、学習院大学で紀子さまと同学年で、秋篠宮さまとも親交が深い。佳子さまは単なる通院ではないかという見方が大勢を占めたのです。 また、クリニックから帰路につく際、佳子さまは彼の両親には見送られていますが、そこにAさんの姿はありません。当日、クリニックにいたかどうかもわかりません」(宮内庁関係者) 眞子さんと小室圭さんの結婚をめぐる騒動を、仮に“炎上”と表現するならば、佳子さまの今回の報道は“ボヤ騒ぎ”程度といえるかもしれない。しかし、当の佳子さまは激怒されているという。「佳子さまは、皇族を取り巻く報道とその受け止め方に関して非常に慎重なお考えをお持ちで、機会のあるごとにお気持ちを表明されてきました」(皇室記者) 印象的なのは、2019年3月、国際基督教大学(ICU)卒業に際しての文書回答だ。ご自身のご結婚と、眞子さんの結婚延期について問われた佳子さまは、《相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、 今後も含めお答えするつもりはございません》《姉の件に限らず、以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています》 と答えられた。秋篠宮さまも、佳子さまと同様のスタンスだ。昨年の誕生日会見では、誤った報道に対して反論する場合には「一定のきちんとした基準」が必要だとの見解を示し、「宮内庁とも相談しながら」ことを進めたいというお考えを示されていた。 お2人が念頭に置かれているのは、やはり、眞子さんのことだろう。「結婚会見を前にして、眞子さんは『複雑性PTSD』を患っていると宮内庁から発表がありました。2018?2019年頃から、誹謗中傷を正すことが難しい、状況を変えることが困難であるという無力感を感じる状態だったそうです。佳子さまも、秋篠宮さまも、そのことに責任を感じておられるのでしょう」(前出・宮内庁関係者) 眞子さんの結婚から2日後の10月28日には宮内庁長官も記者会見で「時代の変化に伴ってどういう情報発信のあり方がふさわしいのか、今後研究していきたい」と言及した。別の宮内庁関係者が振り返る。「これまで宮内庁は、明らかな誤報に関しては、ホームページ(HP)上の『皇室関連報道について』という欄で、誤りを正してきました。しかし、時代は変わり、一般人のSNSがメディアと同等、もしくはそれ以上の影響力を持つようになった。一連の騒動をもって初めて皇族方も宮内庁も、SNSのはらむ恐ろしさに気がついたのではないでしょうか」英王室は累計1600万フォロワー 宮内庁は8月30日、来年度の概算要求で、皇室に関する情報をより積極的に発信するために、長官官房参事官1人と、職員2人の増員を出した。前出の宮内庁関係者の話。「宮内庁内では以前から議論が重ねられてきましたが、眞子さんの件があり、秋篠宮さまも改めて必要性を強く説かれたのかもしれません。コロナ禍で思うようにお出ましができず、国民とふれあう機会が激減していることへの危機感もあるでしょう。国民の皇室への関心が薄れることを、天皇陛下は危惧されているといいます。情報発信の方法はこれから検討するそうですが、SNSも視野に入るでしょう」 世界に目を向ければ、すでにSNSを利用している王族もいる。なかでも英王室の影響力は桁違いだ。ツイッター、インスタグラム、YouTubeに公式アカウントを持ち、そのフォロワー数は累計で1600万を超える。公式発表から日常を感じさせるものまで、多彩なジャンルの投稿が、多くの人に支持されている。「皇室のSNSも、英王室と同じように親しみやすさを重視してほしいという声もあります。しかし、これまで日本人にとって皇室は『菊のカーテンの向こう側』。SNSによって神秘性が失われ、その結果、敬愛の心までもなくしては元も子もない。疑問の声も上がると思います。このすりあわせが非常に難航されると予想されます。もし英王室のスタイルに寄せるとしたら、実現は数年先になるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト) 前出の宮内庁関係者は、「現実的に考えて、当面は『誤った報道を正す』方に力を入れるのではないか」と話す。「現状、HP上で掲載しているような内容を、SNSに掲載することはさほど難しいことではないと思います。 媒体がSNSになることで、より若い人の目にも触れることになるでしょう。佳子さまは、今後誤った交際報道が出ることがあれば、『眞子さんの二の舞いにはなりたくない』と、自らSNSで反論されることもあるかもしれません。ただ、炎上リスクは少なからずあるので、どのSNSを使用するかは悩ましいところですよね。落としどころが見つかるといいのですが……」 狼煙が上がろうとしている。※女性セブン2022年9月22日号
今年8月、佳子さまの私生活にひっそりと波風が立った。“交際のお相手”としてAさんの存在が報じられたのだ。Aさんは学習院初等科時代の同級生で、中高ともに学習院に通った人物。実家が歯科医院のAさんは彼自身も歯科医で、いまは家業を手伝っており、佳子さまがその歯科医院を訪れたことで“交際中”と報じられた。
「もし交際されているならば、もう少し隠れた場所でお会いになられるはずです。実は、あの歯科クリニックはもともと秋篠宮家が懇意にしていたそうです。Aさんの両親は、学習院大学で紀子さまと同学年で、秋篠宮さまとも親交が深い。佳子さまは単なる通院ではないかという見方が大勢を占めたのです。
また、クリニックから帰路につく際、佳子さまは彼の両親には見送られていますが、そこにAさんの姿はありません。当日、クリニックにいたかどうかもわかりません」(宮内庁関係者)
眞子さんと小室圭さんの結婚をめぐる騒動を、仮に“炎上”と表現するならば、佳子さまの今回の報道は“ボヤ騒ぎ”程度といえるかもしれない。しかし、当の佳子さまは激怒されているという。
「佳子さまは、皇族を取り巻く報道とその受け止め方に関して非常に慎重なお考えをお持ちで、機会のあるごとにお気持ちを表明されてきました」(皇室記者)
印象的なのは、2019年3月、国際基督教大学(ICU)卒業に際しての文書回答だ。ご自身のご結婚と、眞子さんの結婚延期について問われた佳子さまは、
《相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、 今後も含めお答えするつもりはございません》《姉の件に限らず、以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています》
と答えられた。秋篠宮さまも、佳子さまと同様のスタンスだ。昨年の誕生日会見では、誤った報道に対して反論する場合には「一定のきちんとした基準」が必要だとの見解を示し、「宮内庁とも相談しながら」ことを進めたいというお考えを示されていた。
お2人が念頭に置かれているのは、やはり、眞子さんのことだろう。
「結婚会見を前にして、眞子さんは『複雑性PTSD』を患っていると宮内庁から発表がありました。2018?2019年頃から、誹謗中傷を正すことが難しい、状況を変えることが困難であるという無力感を感じる状態だったそうです。佳子さまも、秋篠宮さまも、そのことに責任を感じておられるのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
眞子さんの結婚から2日後の10月28日には宮内庁長官も記者会見で「時代の変化に伴ってどういう情報発信のあり方がふさわしいのか、今後研究していきたい」と言及した。別の宮内庁関係者が振り返る。
「これまで宮内庁は、明らかな誤報に関しては、ホームページ(HP)上の『皇室関連報道について』という欄で、誤りを正してきました。しかし、時代は変わり、一般人のSNSがメディアと同等、もしくはそれ以上の影響力を持つようになった。一連の騒動をもって初めて皇族方も宮内庁も、SNSのはらむ恐ろしさに気がついたのではないでしょうか」
宮内庁は8月30日、来年度の概算要求で、皇室に関する情報をより積極的に発信するために、長官官房参事官1人と、職員2人の増員を出した。前出の宮内庁関係者の話。
「宮内庁内では以前から議論が重ねられてきましたが、眞子さんの件があり、秋篠宮さまも改めて必要性を強く説かれたのかもしれません。コロナ禍で思うようにお出ましができず、国民とふれあう機会が激減していることへの危機感もあるでしょう。国民の皇室への関心が薄れることを、天皇陛下は危惧されているといいます。情報発信の方法はこれから検討するそうですが、SNSも視野に入るでしょう」
世界に目を向ければ、すでにSNSを利用している王族もいる。なかでも英王室の影響力は桁違いだ。ツイッター、インスタグラム、YouTubeに公式アカウントを持ち、そのフォロワー数は累計で1600万を超える。公式発表から日常を感じさせるものまで、多彩なジャンルの投稿が、多くの人に支持されている。
「皇室のSNSも、英王室と同じように親しみやすさを重視してほしいという声もあります。しかし、これまで日本人にとって皇室は『菊のカーテンの向こう側』。SNSによって神秘性が失われ、その結果、敬愛の心までもなくしては元も子もない。疑問の声も上がると思います。このすりあわせが非常に難航されると予想されます。もし英王室のスタイルに寄せるとしたら、実現は数年先になるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
前出の宮内庁関係者は、「現実的に考えて、当面は『誤った報道を正す』方に力を入れるのではないか」と話す。
「現状、HP上で掲載しているような内容を、SNSに掲載することはさほど難しいことではないと思います。
媒体がSNSになることで、より若い人の目にも触れることになるでしょう。佳子さまは、今後誤った交際報道が出ることがあれば、『眞子さんの二の舞いにはなりたくない』と、自らSNSで反論されることもあるかもしれません。ただ、炎上リスクは少なからずあるので、どのSNSを使用するかは悩ましいところですよね。落としどころが見つかるといいのですが……」
狼煙が上がろうとしている。
※女性セブン2022年9月22日号

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