バナナボート転覆、女性ら前歯折る・鼓膜破れる…引航の男「無理してでもスリルを」

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台風11号が接近する中、高知県仁淀川河口沖を水上バイクでバナナボートを引航し、転覆させて5人を負傷させたとして高知海上保安部は9日、高知市の電気工事業の男(54)を業務上過失傷害容疑で摘発した。
発表によると、男は4日午後3時40分頃、水上バイクを運転し男女10人が乗ったボートを転覆させ、高知市内の20歳代女性らに前歯を折ったり右耳の鼓膜が破れたりするなどのけがを負わせた疑い。当時、波は3、4メートルと高く、全員が海に投げ出され、1人は救急搬送された。男は「無理をしてでもスリルを味わってもらいたかった」と供述しているという。
当時、海洋レジャーなどを扱う「A.clever」(高知市朝倉西町)の社長らが知人のこの男に所有するバナナボートなどを貸し出し、約20人が一緒にいたという。同保安部は他の参加者も業務上過失傷害容疑で捜査している。

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