2人世帯で電気代が月4万円?新電力会社からの請求にSNSには困惑の声…なぜここまで高額に【解説】

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新電力会社「グランデータ」と契約している家庭に届いている高額の電気代請求に困惑の声が広がっています。なんとその額…2人世帯で4万円!なぜここまで高額になったのでしょうか?そこには独自の計算に基づく「燃料費調整額」の存在がありました。【写真を見る】2人世帯で電気代が月4万円?新電力会社からの請求にSNSには困惑の声…なぜここまで高額に【解説】「2人世帯で月4万」SNSで広がる困惑の声小笠原亘キャスター:新電力会社「グランデータ」と契約をしている家庭に、2人世帯で月4万円など高額の請求が届いているようです。SNSには困惑の声が多数上がっています。いくつか拾ってみました。

「普通の一軒家で2人暮らしで、コレは意味不なんだけど4万8000円」「調べてみたら吐きそうになった。1人暮らしで月3万超えてる」「うちもグランデータで毎月2万前後だったのが月5万請求来て衝撃だった」実際にその中の1人に詳しく聞いてみました。【明細】埼玉県在住/40代男性/2人暮らし▼基本料金:1,029.60円▼電力量1段料金:3,024.00円▼電力量2段料金:4,536.00円▼電力量3段料金:201.60円▼燃料費調整額:10,892.11円▼再エネ発電促進賦課金:1,062.00円▼くらし安心サポート24:1,078.00円▼合計:21,823円燃料費調整額が半分いってしまってるということなんです。40代男性「請求は2月分。調べたら去年11月から燃料費調整額が高額に…すぐにでも違う電力会社に切り替えたい」高額請求のワケ カギは「燃料費調整額」小笠原キャスター:では、なぜこれほど高額になってしまったのでしょうか?実際にグランデータに伺いました。【電気料金の成り立ち】「基本料金」+「電力量料金」±「燃料費調整額」+「再生可能エネルギー発電促進賦課金」「燃料費調整額」は大手でも新電力会社でもあります。東京電力のホームページによると「その時々の平均燃料価格によって毎月変動する調整額」だということです。ただし、グランデータでは独自の計算式で行っています。実際に電気を作る会社ではなく、小売りする会社です。この独自の計算式で変動価格が大きいということのようで、実際に加入している皆さんは安くなるときに入るんですけれども、今こういう時期ですから、プラスがかさんでいるということになっています。グランデータの担当者「『追加調整』の制度が非常にわかりにくく、お客様に大変ご不安な思いをさせてしまい深く反省しております」6月請求分から新しい計算方法になるそうです。大手電力6社 電気代“値上げ幅”を圧縮小笠原キャスター:では、大手に戻そうかなという人もいると思うんですが、大手電力7社が6月から▼約30~45%値上げ申請ということで、経産省から指導が入り、7社のうち6社で値上げ幅が圧縮されるというのが4月4日のニュースです。【一般的な家庭のモデル料金】※東京電力で月260kWhを使った場合=9126円▼当初の申請→6月から1万1737円(9126円+2611円)▼再算定後の見通し→6月から1万684円(9126円+1558円)ここまで何とかするという発表がありました。井上貴博キャスター:会社側としての説明が甘かったというのは、1つあると思います。ここまで上がるのはお客さんとしても想定外だったのもあると思います。でも1つ見方としては、電力自由化とか新電力は安いときもあればリスクもあります。そこを享受した上でしっかりとリスクを取って契約しましょうと。その側面も忘れちゃいけないのかなとは思います。萩谷麻衣子弁護士:2016年に一般家庭向けの電力小売りが自由化されてから、電気料金の中に法律で定められている部分と自由に設定できる部分があって、再生可能エネルギーなどは法律で定められています。この会社のような小売りであれば、もしかしたら他から電力を買っていって、その購入費によっては幅が出てしまうなどの調整だと思います。だから消費者の方が賢く選んだりしながら、電力を抑えていくことも必要かなと思います。電気料金契約プランの見直しポイントとは?小笠原キャスター:では、これから見直したい人のチェックポイントということで消費生活アドバイザー・和田由貴さんにお話を伺いました。【契約 見直したい人のチェックポイント】▼単身世帯の場合=使用時間帯の把握・お昼は学校に行っている、あるいは働いている・夜に帰ってきてテレビやPC使用で電力料上がる場合→夜間割安プランなど生活に合った契約を▼2人~4人世帯の場合=毎月の電気使用量を把握→使用量に合わないプランで契約プランだと余計な電気代を支払っている可能性も萩谷麻衣子弁護士:あとアンペア数を見直すとか、インターネットとかガソリン代とタイアップして割引するプランとか出ていますから。いろいろ見てみることが必要かなと思いますね。井上キャスター:各社キャンペーンやっていますしね。携帯料金もそうですけど、固定費を定期的に見直すのは重要です。
新電力会社「グランデータ」と契約している家庭に届いている高額の電気代請求に困惑の声が広がっています。なんとその額…2人世帯で4万円!なぜここまで高額になったのでしょうか?そこには独自の計算に基づく「燃料費調整額」の存在がありました。
【写真を見る】2人世帯で電気代が月4万円?新電力会社からの請求にSNSには困惑の声…なぜここまで高額に【解説】「2人世帯で月4万」SNSで広がる困惑の声小笠原亘キャスター:新電力会社「グランデータ」と契約をしている家庭に、2人世帯で月4万円など高額の請求が届いているようです。SNSには困惑の声が多数上がっています。いくつか拾ってみました。

「普通の一軒家で2人暮らしで、コレは意味不なんだけど4万8000円」「調べてみたら吐きそうになった。1人暮らしで月3万超えてる」「うちもグランデータで毎月2万前後だったのが月5万請求来て衝撃だった」実際にその中の1人に詳しく聞いてみました。【明細】埼玉県在住/40代男性/2人暮らし▼基本料金:1,029.60円▼電力量1段料金:3,024.00円▼電力量2段料金:4,536.00円▼電力量3段料金:201.60円▼燃料費調整額:10,892.11円▼再エネ発電促進賦課金:1,062.00円▼くらし安心サポート24:1,078.00円▼合計:21,823円燃料費調整額が半分いってしまってるということなんです。40代男性「請求は2月分。調べたら去年11月から燃料費調整額が高額に…すぐにでも違う電力会社に切り替えたい」高額請求のワケ カギは「燃料費調整額」小笠原キャスター:では、なぜこれほど高額になってしまったのでしょうか?実際にグランデータに伺いました。【電気料金の成り立ち】「基本料金」+「電力量料金」±「燃料費調整額」+「再生可能エネルギー発電促進賦課金」「燃料費調整額」は大手でも新電力会社でもあります。東京電力のホームページによると「その時々の平均燃料価格によって毎月変動する調整額」だということです。ただし、グランデータでは独自の計算式で行っています。実際に電気を作る会社ではなく、小売りする会社です。この独自の計算式で変動価格が大きいということのようで、実際に加入している皆さんは安くなるときに入るんですけれども、今こういう時期ですから、プラスがかさんでいるということになっています。グランデータの担当者「『追加調整』の制度が非常にわかりにくく、お客様に大変ご不安な思いをさせてしまい深く反省しております」6月請求分から新しい計算方法になるそうです。大手電力6社 電気代“値上げ幅”を圧縮小笠原キャスター:では、大手に戻そうかなという人もいると思うんですが、大手電力7社が6月から▼約30~45%値上げ申請ということで、経産省から指導が入り、7社のうち6社で値上げ幅が圧縮されるというのが4月4日のニュースです。【一般的な家庭のモデル料金】※東京電力で月260kWhを使った場合=9126円▼当初の申請→6月から1万1737円(9126円+2611円)▼再算定後の見通し→6月から1万684円(9126円+1558円)ここまで何とかするという発表がありました。井上貴博キャスター:会社側としての説明が甘かったというのは、1つあると思います。ここまで上がるのはお客さんとしても想定外だったのもあると思います。でも1つ見方としては、電力自由化とか新電力は安いときもあればリスクもあります。そこを享受した上でしっかりとリスクを取って契約しましょうと。その側面も忘れちゃいけないのかなとは思います。萩谷麻衣子弁護士:2016年に一般家庭向けの電力小売りが自由化されてから、電気料金の中に法律で定められている部分と自由に設定できる部分があって、再生可能エネルギーなどは法律で定められています。この会社のような小売りであれば、もしかしたら他から電力を買っていって、その購入費によっては幅が出てしまうなどの調整だと思います。だから消費者の方が賢く選んだりしながら、電力を抑えていくことも必要かなと思います。電気料金契約プランの見直しポイントとは?小笠原キャスター:では、これから見直したい人のチェックポイントということで消費生活アドバイザー・和田由貴さんにお話を伺いました。【契約 見直したい人のチェックポイント】▼単身世帯の場合=使用時間帯の把握・お昼は学校に行っている、あるいは働いている・夜に帰ってきてテレビやPC使用で電力料上がる場合→夜間割安プランなど生活に合った契約を▼2人~4人世帯の場合=毎月の電気使用量を把握→使用量に合わないプランで契約プランだと余計な電気代を支払っている可能性も萩谷麻衣子弁護士:あとアンペア数を見直すとか、インターネットとかガソリン代とタイアップして割引するプランとか出ていますから。いろいろ見てみることが必要かなと思いますね。井上キャスター:各社キャンペーンやっていますしね。携帯料金もそうですけど、固定費を定期的に見直すのは重要です。
小笠原亘キャスター:新電力会社「グランデータ」と契約をしている家庭に、2人世帯で月4万円など高額の請求が届いているようです。SNSには困惑の声が多数上がっています。いくつか拾ってみました。
「普通の一軒家で2人暮らしで、コレは意味不なんだけど4万8000円」「調べてみたら吐きそうになった。1人暮らしで月3万超えてる」「うちもグランデータで毎月2万前後だったのが月5万請求来て衝撃だった」
実際にその中の1人に詳しく聞いてみました。
【明細】埼玉県在住/40代男性/2人暮らし▼基本料金:1,029.60円▼電力量1段料金:3,024.00円▼電力量2段料金:4,536.00円▼電力量3段料金:201.60円▼燃料費調整額:10,892.11円▼再エネ発電促進賦課金:1,062.00円▼くらし安心サポート24:1,078.00円▼合計:21,823円
燃料費調整額が半分いってしまってるということなんです。
40代男性「請求は2月分。調べたら去年11月から燃料費調整額が高額に…すぐにでも違う電力会社に切り替えたい」
小笠原キャスター:では、なぜこれほど高額になってしまったのでしょうか?実際にグランデータに伺いました。
【電気料金の成り立ち】「基本料金」+「電力量料金」±「燃料費調整額」+「再生可能エネルギー発電促進賦課金」
「燃料費調整額」は大手でも新電力会社でもあります。東京電力のホームページによると「その時々の平均燃料価格によって毎月変動する調整額」だということです。
ただし、グランデータでは独自の計算式で行っています。実際に電気を作る会社ではなく、小売りする会社です。この独自の計算式で変動価格が大きいということのようで、実際に加入している皆さんは安くなるときに入るんですけれども、今こういう時期ですから、プラスがかさんでいるということになっています。
グランデータの担当者「『追加調整』の制度が非常にわかりにくく、お客様に大変ご不安な思いをさせてしまい深く反省しております」
6月請求分から新しい計算方法になるそうです。
小笠原キャスター:では、大手に戻そうかなという人もいると思うんですが、大手電力7社が6月から▼約30~45%値上げ申請ということで、経産省から指導が入り、7社のうち6社で値上げ幅が圧縮されるというのが4月4日のニュースです。
【一般的な家庭のモデル料金】※東京電力で月260kWhを使った場合=9126円▼当初の申請→6月から1万1737円(9126円+2611円)▼再算定後の見通し→6月から1万684円(9126円+1558円)
ここまで何とかするという発表がありました。
井上貴博キャスター:会社側としての説明が甘かったというのは、1つあると思います。ここまで上がるのはお客さんとしても想定外だったのもあると思います。でも1つ見方としては、電力自由化とか新電力は安いときもあればリスクもあります。そこを享受した上でしっかりとリスクを取って契約しましょうと。その側面も忘れちゃいけないのかなとは思います。
萩谷麻衣子弁護士:2016年に一般家庭向けの電力小売りが自由化されてから、電気料金の中に法律で定められている部分と自由に設定できる部分があって、再生可能エネルギーなどは法律で定められています。この会社のような小売りであれば、もしかしたら他から電力を買っていって、その購入費によっては幅が出てしまうなどの調整だと思います。だから消費者の方が賢く選んだりしながら、電力を抑えていくことも必要かなと思います。
小笠原キャスター:では、これから見直したい人のチェックポイントということで消費生活アドバイザー・和田由貴さんにお話を伺いました。
【契約 見直したい人のチェックポイント】▼単身世帯の場合=使用時間帯の把握・お昼は学校に行っている、あるいは働いている・夜に帰ってきてテレビやPC使用で電力料上がる場合→夜間割安プランなど生活に合った契約を▼2人~4人世帯の場合=毎月の電気使用量を把握→使用量に合わないプランで契約プランだと余計な電気代を支払っている可能性も
萩谷麻衣子弁護士:あとアンペア数を見直すとか、インターネットとかガソリン代とタイアップして割引するプランとか出ていますから。いろいろ見てみることが必要かなと思いますね。

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