「さぼってても注意されない」勤務中にゲームやYouTube…“血税で運営”のワクチンコールセンターで何が

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

税金で運営されている新型コロナウイルスのワクチン接種窓口「ワクチンコールセンター」。スタッフの中には1日寝ている人やゲームをしている人も…驚きの実態です。「一度も電話をとったことない人も…」勤務スタッフが証言椅子に座ったまま下を向いて、じっと動かず寝ている女性。寝ている女性はほかにも。こちらの女性は「ゲーム」をやっているようです。これは、富山県高岡市にある新型コロナワクチンコールセンター内部の映像です。コールセンターのスタッフ「(コールセンターに)ほとんど電話がかかってこないので、ほとんどがイヤフォンを持ち込んで『ユーチューブ』『ゲーム』をしたり」

ワクチンコールセンターで勤務する女性スタッフが内部の現状を証言しました。コールセンターのスタッフ「一日中寝ている方もいて、私が入った中で一度も電話をとっているところを見たことがないスタッフもいます」ワクチンコールセンターは、高岡市から業務委託を受けた旅行会社が派遣社員を集めて2年前から運営していますが、今年に入ってから仕事が急減しているといいます。コールセンターのスタッフ「現状、スタッフが30人以上いますが、平日は1日10件電話がかかってくるかこないか。休日で多くても5件、少ないときは0件の日も。人が余っている状態ですね」ワクチンコールセンターの業務はワクチン接種の予約や変更、キャンセルの対応ですが、スタッフが30人以上いるのに仕事がなく、暇をもて余している人がほとんどだといいます。コールセンターの運営費は“税金”も…「さぼっていても注意されない」県内の新型コロナウイルスの感染者は今年に入り、大幅に減少。その一方、スタッフの数は減らさないまま放置されているのではと女性は疑問を感じています。コールセンターのスタッフ「さぼっていても注意されない、寝ていても注意されない。その中で税金を給料としていただくのはおかしいことだと思うし、それを結局、放置している行政も問題だと思う」ワクチンコールセンターの運営費用は税金です。ワクチン接種を実行するため、市町村が会場や職員を雇うなど費用を計算。それに基づき、国が補助金を交付する仕組みで、ワクチンコールセンターの費用もこの補助金に含まれています。昨年度は全国であわせて3673億円が交付されているのです。このうち高岡市に昨年度いくら交付されたのか確認しましたが、明らかにしませんでした。コールセンターのスタッフ「これが行政、みなさんの血税ということでお給料が出ているので、すべてにおいて見直しをお願いしたいと思っています。本当にそれが必要なのか考えていただきたい」税金のムダではないかという疑問に高岡市は?高岡市健康増進課「去年末までは多かった問い合わせが、年明けから予想を大きく下回るまでに減少。しかし、人を雇っている以上、急に増減させることは難しい。どの会社でも同じで、雇用してしまったら業務量がどうであろうと、時期によって閑散期や繁忙期はあったりするものです」先行きが見通せない中、高岡市は状況の変化にあわせ、年度がかわった今月から現在用意している30回線から半分の15回線に減らし、スタッフの人数を見直すことを決めました。その判断までに少なくとも2か月かかったようですが、その間にも税金は使われ続けました。
税金で運営されている新型コロナウイルスのワクチン接種窓口「ワクチンコールセンター」。スタッフの中には1日寝ている人やゲームをしている人も…驚きの実態です。
椅子に座ったまま下を向いて、じっと動かず寝ている女性。寝ている女性はほかにも。こちらの女性は「ゲーム」をやっているようです。
これは、富山県高岡市にある新型コロナワクチンコールセンター内部の映像です。
コールセンターのスタッフ「(コールセンターに)ほとんど電話がかかってこないので、ほとんどがイヤフォンを持ち込んで『ユーチューブ』『ゲーム』をしたり」
ワクチンコールセンターで勤務する女性スタッフが内部の現状を証言しました。
コールセンターのスタッフ「一日中寝ている方もいて、私が入った中で一度も電話をとっているところを見たことがないスタッフもいます」
ワクチンコールセンターは、高岡市から業務委託を受けた旅行会社が派遣社員を集めて2年前から運営していますが、今年に入ってから仕事が急減しているといいます。
コールセンターのスタッフ「現状、スタッフが30人以上いますが、平日は1日10件電話がかかってくるかこないか。休日で多くても5件、少ないときは0件の日も。人が余っている状態ですね」
ワクチンコールセンターの業務はワクチン接種の予約や変更、キャンセルの対応ですが、スタッフが30人以上いるのに仕事がなく、暇をもて余している人がほとんどだといいます。
県内の新型コロナウイルスの感染者は今年に入り、大幅に減少。その一方、スタッフの数は減らさないまま放置されているのではと女性は疑問を感じています。
コールセンターのスタッフ「さぼっていても注意されない、寝ていても注意されない。その中で税金を給料としていただくのはおかしいことだと思うし、それを結局、放置している行政も問題だと思う」
ワクチンコールセンターの運営費用は税金です。
ワクチン接種を実行するため、市町村が会場や職員を雇うなど費用を計算。それに基づき、国が補助金を交付する仕組みで、ワクチンコールセンターの費用もこの補助金に含まれています。昨年度は全国であわせて3673億円が交付されているのです。このうち高岡市に昨年度いくら交付されたのか確認しましたが、明らかにしませんでした。
コールセンターのスタッフ「これが行政、みなさんの血税ということでお給料が出ているので、すべてにおいて見直しをお願いしたいと思っています。本当にそれが必要なのか考えていただきたい」
税金のムダではないかという疑問に高岡市は?
高岡市健康増進課「去年末までは多かった問い合わせが、年明けから予想を大きく下回るまでに減少。しかし、人を雇っている以上、急に増減させることは難しい。どの会社でも同じで、雇用してしまったら業務量がどうであろうと、時期によって閑散期や繁忙期はあったりするものです」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。