縁もゆかりもないのに… 宮城・涌谷町の一角に「謎のカッパ像」が鎮座している理由とは

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[OH! バンデス – ミヤギテレビ]2022年8月17日放送の「解決!リョウ様」のコーナーで何故かカッパを祀る町が紹介されていました。
番組宛に視聴者からそんな疑問が寄せられました。現場へ行ってみると確かにカッパがあぐらをかいて座る像があります。
近くの店舗に聞き込みをすると、近くにある「八雲神社」がカッパを祀っているとのことで宮司さんに話を聞くことにしました。
宮司さんによると、元々神社ではスサノオノミコトの化身とされる「牛頭天王」を祀っていました。江戸時代にこの地が飢饉の被害に遭わなかったことが由来だと言います。
牛頭天王は京都・八坂神社の主祭神。八坂神社の神紋がきゅうりの断面にそっくりだったので町の人は天神祭の際にきゅうりを神社へお供えしていたのだそう。
そこから時代は変わり、町おこしの計画のなかで「きゅうりと言えばカッパ」という案が採用されました。そして「かっぱまつり」が毎年開催されるようになり、地元の人々にとって「新町と言えばカッパ」が定着していったということです。
少々強引な感じはしますが、カッパの存在は新町にとって大切な存在なんですね。
(ライター:山口カオ)

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