海岸に32頭のイルカが打ち上げられた理由は「餌の深追い」か、過去には70頭のイルカが打ち上げられたケースも

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千葉県の外房、一宮町の海岸に32頭のイルカが打ち上げられました。いったい何が起きているのでしょうか。
記者「繰り返し打ち寄せられるイルカをサーファーたちが何度も沖合に戻そうとしています」
きょう午前、一宮町の海岸に打ち上げられたイルカたち。サーファーたちが沖合に戻そうとしますが、なかなかうまくいきません。
救助するサーファー「(沖に戻しても)陸に上がろうとする。いくら押していっても。全然体力がないので、自分たちでほとんど泳げてないんですよ」
イルカの種類は「カズハゴンドウ」で、町役場によると、海岸およそ600メートルにわたってイルカ32頭が打ち上げられ、そのうち4頭が死んでいることが確認されたということです。専門家はこの時期に「よく起きる現象」だと話します。
イルカの生態に詳しい 東海大学海洋学部 村山司教授「黒潮のような暖かい海流の中にいながら、そこに泳ぐ魚の餌を追って深追いしすぎて座礁してしまう。気づいたら周りが冷たい水ばかりなので、もう逃げ場がなくなって、迷ってるうちに座礁してしまう」
2006年にも数百メートル北の海岸でおよそ70頭のイルカが打ち上げられたことがあり、町は今後の対応を検討しています。

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