【大泉 りか】SM愛好者専用の「マッチングアプリ」が静かなブーム…錦糸町の「公式イベント」に行ってみた

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男女の出会いのツールのひとつとして、すっかり定着したマッチングアプリ。
婚活ならPairs(ペアーズ)やomiai(オミアイ)、少し気軽なデート相手を探すならTinder(ティンダ―)やTapple(タップル)、相手のスペックにこだわる場合は東カレデートなど、目的によって棲み分けが進む中、「理想のSMパートナー探し」に特化したマッチングサイト Luna がいま、一部で話題だ。
昨年7月中旬にリリースした翌月に会員数が1万人を突破。2023年2月現在、2万3千人の登録者がいるという。
一般的なイメージでは、SMといえばアンダーグラウンドな印象が強いが、いったいどんな人々が登録しているのか。
Photo by gettyimages
サイトに登録している人々が集まるというリアル交流会があるという話を聞き、現場に潜入するとともに、サイトの発案者であり、代表であるひの氏に話を聞いた。
SMマッチングサイトLunaの公式イベント『第2回Lunaリアル交流会~友達100人できるかな~』が開催されたのは、錦糸町にある関東最大級のSM Bar ミラージュ。
緊縛で使用する「吊り床」が30も設置されていることで、昨年9月のオープン前よりSM愛好者たちの間で話題を呼んだ箱だ。そんな場所にSMマッチングサイトのユーザーが130人も集まるとは、どんな酒池肉林の宴が繰り広げられるのか。若干、身構えながら会場入りした筆者が肩透かしをくらったのは、そこに集っている人々が、あまりに「ごく普通」だったからだ。「人間性は話せばわかるけど、性癖はわからない」SMというイメージから、ボンテージスーツやラバーなどのフェティッシュなファッションや、コスプレに身を包んだ人々がSM談義に華を咲かせている光景を想像していたが、みなデニムにニットだったり、ワンピースだったりと至極カジュアルな服装をしている。Photo by gettyimagesだが、首から下げられた名札には名前とともに「緊縛・拘束ラブ」「精神的支配されるのが好きなマゾヒスト」「サービスのS」などと自らの性癖が記されていいて、さらには名札のストラップの色が赤の人はM、青はSと、一目で性癖の属性がわかる。例え相当に親しい友人相手であっても、なかなか伝えることのない性癖を衒うことなく提示できるのは、ここにいる誰もがSMマッチングサイトLunaに登録しているという大前提があるからだろう。Lunaの代表のひの氏は言う。 「サイトを作ったきっかけは、僕自身がSMが好きだったことです。SMの界隈に4年くらいいますが、いろんな方たちと知り合いっていく中で、みな、SMができるパートナーを見つけることに苦労してるってことを知ったんです。普通の男女の出会いだと人間性が重視されると思うんですが、SMもできるパートナーの場合はそれに加えて性癖の情報がいる。人間性は話せばわかるけど、性癖はわからない。だから人の性癖がデータ化されていたらいいなと」「Twitter」と連動することで安心感を生むマッチングサイトでは、通常、マッチングした後にダイレクトメッセージなどのやり取りを通じて人間性を知っていき、実際に会うか否かを判断することとなる。が、Lunaの特徴は、Twitterのアカウントと連動していることだ。Photo by gettyimages性癖を表に出した裏アカやLuna専用に作ったアカウントで登録する人も多いが、それでも日々ツイートしたり、フォロワーとやりとりをするなど、稼働させていれば、その人となりを測るのに有効なツールとなる。SMという「なんだか危なさそう」なものだからこそ、Twitterという開かれたSNSと組み合わせることで発生する安心感は大きい。また、一般的なマッチングアプリはダイレクトメッセージでのやりとりが面倒で、会うまで辿りつかずに断念してしまうことも多いが、Twitterと連動しているLunaであれば、やりとりする煩わしさが軽減されるというメリットもある。 「LUNAでは性癖を、Twitterでは人間性をみる手立てになるんです。このふたつを連動させることによって、何通もダイレクトメールを交わさなくても、相手の人間性も性癖もわかる」(ひの氏)リアル交流会で「誰かと語りたい」ニーズに応えるひの氏に話を聞いているうちに、ステージでは緊縛のショーがスタートした。パリッとしたスーツを身に着けた渋い男性が、黒いキャットスーツを纏った美しい女性を麻縄で縛りあげて、宙へと釣り上げる。Photo by gettyimages眉間にしわを寄せて苦悶とも愉悦ともとれる表情を浮かべ空中を浮遊する女性を、会場の観客たちは、誰もが息を飲んで見つめている。「今回の交流会のようなリアルイベントは、昨年末に続いて二回目です。Lunaは理想のSMパートナーと出会うためのマッチングサイトという触れ込みですが、そもそもSM界隈の中では、『パートナーと出会いたい』だけではなく『SMが好きな人、興味を持っている人と話したい』というニーズもあるんです。 誰かと性癖について話したいという願望があっても、SMの話題はセンシティブであるがゆえに、現実社会ではなかなか誰とでも話せるわけではない。リアルイベントは、『誰かとSMについて話したい』というニーズに応えるのが目的です」(ひの氏)クローズだったSMの世界をオープンにする「Luna」Lunaでは、SMの愛好者を4つの階層に分けて想定しているという。緊縛師やSMクラブに勤務する女王様といったスペシャリスト、緊縛教室に通ったりSMバーに足を運ぶことのある、ある程度の知識と経験を持つ上級者と中級者、そしてSMに興味はあるものの、ほぼ実践経験のない初心者だ。Photo by gettyimagesリアルイベントはその初心者の人々に経験を与えることで、中級・上級へと昇る足掛かりとする目的があると、ひの氏は言う。「ショータイムを作ることによって、『SMショーを観たことがある』という経験を実際に作るんです。また、緊縛や蝋燭などの体験ブースなども用意してありますし、鞭や手枷、足枷、縄などのSMグッズをハンドクラフトしている人たちにブースを出してもらっています。初心者がSMに足を踏み入れる最初のきっかけになると同時に、すでにSMを実践しているスペシャリストたちに向けては、コアな情報を発信するコンテンツを作って行く予定です。 今後、Lunaは初心者からスペシャリストまで、SMに携わっているすべての人たちのプラットフォームにして行きたいと思っているんです。これまでクローズだったSMの世界をオープンにしていくこと、SMを通して幸せになる人を増やすことがLunaのミッションです」もはや「出会い」だけではなくなったマッチングアプリ。SM性癖までもマッチさせる「Luna」の実態とは…。実際にLunaを利用しているユーザーの話に迫っていく。後編記事『「「男性の泣き顔が好き」41歳公務員の女性が告白…SM愛好者のマッチングサイト『Luna』に爆ハマりしたワケ」』で引き続き紹介していく。
緊縛で使用する「吊り床」が30も設置されていることで、昨年9月のオープン前よりSM愛好者たちの間で話題を呼んだ箱だ。そんな場所にSMマッチングサイトのユーザーが130人も集まるとは、どんな酒池肉林の宴が繰り広げられるのか。
若干、身構えながら会場入りした筆者が肩透かしをくらったのは、そこに集っている人々が、あまりに「ごく普通」だったからだ。
SMというイメージから、ボンテージスーツやラバーなどのフェティッシュなファッションや、コスプレに身を包んだ人々がSM談義に華を咲かせている光景を想像していたが、みなデニムにニットだったり、ワンピースだったりと至極カジュアルな服装をしている。
Photo by gettyimages
だが、首から下げられた名札には名前とともに「緊縛・拘束ラブ」「精神的支配されるのが好きなマゾヒスト」「サービスのS」などと自らの性癖が記されていいて、さらには名札のストラップの色が赤の人はM、青はSと、一目で性癖の属性がわかる。
例え相当に親しい友人相手であっても、なかなか伝えることのない性癖を衒うことなく提示できるのは、ここにいる誰もがSMマッチングサイトLunaに登録しているという大前提があるからだろう。Lunaの代表のひの氏は言う。
「サイトを作ったきっかけは、僕自身がSMが好きだったことです。SMの界隈に4年くらいいますが、いろんな方たちと知り合いっていく中で、みな、SMができるパートナーを見つけることに苦労してるってことを知ったんです。普通の男女の出会いだと人間性が重視されると思うんですが、SMもできるパートナーの場合はそれに加えて性癖の情報がいる。人間性は話せばわかるけど、性癖はわからない。だから人の性癖がデータ化されていたらいいなと」「Twitter」と連動することで安心感を生むマッチングサイトでは、通常、マッチングした後にダイレクトメッセージなどのやり取りを通じて人間性を知っていき、実際に会うか否かを判断することとなる。が、Lunaの特徴は、Twitterのアカウントと連動していることだ。Photo by gettyimages性癖を表に出した裏アカやLuna専用に作ったアカウントで登録する人も多いが、それでも日々ツイートしたり、フォロワーとやりとりをするなど、稼働させていれば、その人となりを測るのに有効なツールとなる。SMという「なんだか危なさそう」なものだからこそ、Twitterという開かれたSNSと組み合わせることで発生する安心感は大きい。また、一般的なマッチングアプリはダイレクトメッセージでのやりとりが面倒で、会うまで辿りつかずに断念してしまうことも多いが、Twitterと連動しているLunaであれば、やりとりする煩わしさが軽減されるというメリットもある。 「LUNAでは性癖を、Twitterでは人間性をみる手立てになるんです。このふたつを連動させることによって、何通もダイレクトメールを交わさなくても、相手の人間性も性癖もわかる」(ひの氏)リアル交流会で「誰かと語りたい」ニーズに応えるひの氏に話を聞いているうちに、ステージでは緊縛のショーがスタートした。パリッとしたスーツを身に着けた渋い男性が、黒いキャットスーツを纏った美しい女性を麻縄で縛りあげて、宙へと釣り上げる。Photo by gettyimages眉間にしわを寄せて苦悶とも愉悦ともとれる表情を浮かべ空中を浮遊する女性を、会場の観客たちは、誰もが息を飲んで見つめている。「今回の交流会のようなリアルイベントは、昨年末に続いて二回目です。Lunaは理想のSMパートナーと出会うためのマッチングサイトという触れ込みですが、そもそもSM界隈の中では、『パートナーと出会いたい』だけではなく『SMが好きな人、興味を持っている人と話したい』というニーズもあるんです。 誰かと性癖について話したいという願望があっても、SMの話題はセンシティブであるがゆえに、現実社会ではなかなか誰とでも話せるわけではない。リアルイベントは、『誰かとSMについて話したい』というニーズに応えるのが目的です」(ひの氏)クローズだったSMの世界をオープンにする「Luna」Lunaでは、SMの愛好者を4つの階層に分けて想定しているという。緊縛師やSMクラブに勤務する女王様といったスペシャリスト、緊縛教室に通ったりSMバーに足を運ぶことのある、ある程度の知識と経験を持つ上級者と中級者、そしてSMに興味はあるものの、ほぼ実践経験のない初心者だ。Photo by gettyimagesリアルイベントはその初心者の人々に経験を与えることで、中級・上級へと昇る足掛かりとする目的があると、ひの氏は言う。「ショータイムを作ることによって、『SMショーを観たことがある』という経験を実際に作るんです。また、緊縛や蝋燭などの体験ブースなども用意してありますし、鞭や手枷、足枷、縄などのSMグッズをハンドクラフトしている人たちにブースを出してもらっています。初心者がSMに足を踏み入れる最初のきっかけになると同時に、すでにSMを実践しているスペシャリストたちに向けては、コアな情報を発信するコンテンツを作って行く予定です。 今後、Lunaは初心者からスペシャリストまで、SMに携わっているすべての人たちのプラットフォームにして行きたいと思っているんです。これまでクローズだったSMの世界をオープンにしていくこと、SMを通して幸せになる人を増やすことがLunaのミッションです」もはや「出会い」だけではなくなったマッチングアプリ。SM性癖までもマッチさせる「Luna」の実態とは…。実際にLunaを利用しているユーザーの話に迫っていく。後編記事『「「男性の泣き顔が好き」41歳公務員の女性が告白…SM愛好者のマッチングサイト『Luna』に爆ハマりしたワケ」』で引き続き紹介していく。
「サイトを作ったきっかけは、僕自身がSMが好きだったことです。SMの界隈に4年くらいいますが、いろんな方たちと知り合いっていく中で、みな、SMができるパートナーを見つけることに苦労してるってことを知ったんです。
普通の男女の出会いだと人間性が重視されると思うんですが、SMもできるパートナーの場合はそれに加えて性癖の情報がいる。人間性は話せばわかるけど、性癖はわからない。だから人の性癖がデータ化されていたらいいなと」
マッチングサイトでは、通常、マッチングした後にダイレクトメッセージなどのやり取りを通じて人間性を知っていき、実際に会うか否かを判断することとなる。が、Lunaの特徴は、Twitterのアカウントと連動していることだ。
Photo by gettyimages
性癖を表に出した裏アカやLuna専用に作ったアカウントで登録する人も多いが、それでも日々ツイートしたり、フォロワーとやりとりをするなど、稼働させていれば、その人となりを測るのに有効なツールとなる。SMという「なんだか危なさそう」なものだからこそ、Twitterという開かれたSNSと組み合わせることで発生する安心感は大きい。
また、一般的なマッチングアプリはダイレクトメッセージでのやりとりが面倒で、会うまで辿りつかずに断念してしまうことも多いが、Twitterと連動しているLunaであれば、やりとりする煩わしさが軽減されるというメリットもある。
「LUNAでは性癖を、Twitterでは人間性をみる手立てになるんです。このふたつを連動させることによって、何通もダイレクトメールを交わさなくても、相手の人間性も性癖もわかる」(ひの氏)リアル交流会で「誰かと語りたい」ニーズに応えるひの氏に話を聞いているうちに、ステージでは緊縛のショーがスタートした。パリッとしたスーツを身に着けた渋い男性が、黒いキャットスーツを纏った美しい女性を麻縄で縛りあげて、宙へと釣り上げる。Photo by gettyimages眉間にしわを寄せて苦悶とも愉悦ともとれる表情を浮かべ空中を浮遊する女性を、会場の観客たちは、誰もが息を飲んで見つめている。「今回の交流会のようなリアルイベントは、昨年末に続いて二回目です。Lunaは理想のSMパートナーと出会うためのマッチングサイトという触れ込みですが、そもそもSM界隈の中では、『パートナーと出会いたい』だけではなく『SMが好きな人、興味を持っている人と話したい』というニーズもあるんです。 誰かと性癖について話したいという願望があっても、SMの話題はセンシティブであるがゆえに、現実社会ではなかなか誰とでも話せるわけではない。リアルイベントは、『誰かとSMについて話したい』というニーズに応えるのが目的です」(ひの氏)クローズだったSMの世界をオープンにする「Luna」Lunaでは、SMの愛好者を4つの階層に分けて想定しているという。緊縛師やSMクラブに勤務する女王様といったスペシャリスト、緊縛教室に通ったりSMバーに足を運ぶことのある、ある程度の知識と経験を持つ上級者と中級者、そしてSMに興味はあるものの、ほぼ実践経験のない初心者だ。Photo by gettyimagesリアルイベントはその初心者の人々に経験を与えることで、中級・上級へと昇る足掛かりとする目的があると、ひの氏は言う。「ショータイムを作ることによって、『SMショーを観たことがある』という経験を実際に作るんです。また、緊縛や蝋燭などの体験ブースなども用意してありますし、鞭や手枷、足枷、縄などのSMグッズをハンドクラフトしている人たちにブースを出してもらっています。初心者がSMに足を踏み入れる最初のきっかけになると同時に、すでにSMを実践しているスペシャリストたちに向けては、コアな情報を発信するコンテンツを作って行く予定です。 今後、Lunaは初心者からスペシャリストまで、SMに携わっているすべての人たちのプラットフォームにして行きたいと思っているんです。これまでクローズだったSMの世界をオープンにしていくこと、SMを通して幸せになる人を増やすことがLunaのミッションです」もはや「出会い」だけではなくなったマッチングアプリ。SM性癖までもマッチさせる「Luna」の実態とは…。実際にLunaを利用しているユーザーの話に迫っていく。後編記事『「「男性の泣き顔が好き」41歳公務員の女性が告白…SM愛好者のマッチングサイト『Luna』に爆ハマりしたワケ」』で引き続き紹介していく。
「LUNAでは性癖を、Twitterでは人間性をみる手立てになるんです。このふたつを連動させることによって、何通もダイレクトメールを交わさなくても、相手の人間性も性癖もわかる」(ひの氏)
ひの氏に話を聞いているうちに、ステージでは緊縛のショーがスタートした。
パリッとしたスーツを身に着けた渋い男性が、黒いキャットスーツを纏った美しい女性を麻縄で縛りあげて、宙へと釣り上げる。
Photo by gettyimages
眉間にしわを寄せて苦悶とも愉悦ともとれる表情を浮かべ空中を浮遊する女性を、会場の観客たちは、誰もが息を飲んで見つめている。
「今回の交流会のようなリアルイベントは、昨年末に続いて二回目です。Lunaは理想のSMパートナーと出会うためのマッチングサイトという触れ込みですが、そもそもSM界隈の中では、『パートナーと出会いたい』だけではなく『SMが好きな人、興味を持っている人と話したい』というニーズもあるんです。
誰かと性癖について話したいという願望があっても、SMの話題はセンシティブであるがゆえに、現実社会ではなかなか誰とでも話せるわけではない。リアルイベントは、『誰かとSMについて話したい』というニーズに応えるのが目的です」(ひの氏)クローズだったSMの世界をオープンにする「Luna」Lunaでは、SMの愛好者を4つの階層に分けて想定しているという。緊縛師やSMクラブに勤務する女王様といったスペシャリスト、緊縛教室に通ったりSMバーに足を運ぶことのある、ある程度の知識と経験を持つ上級者と中級者、そしてSMに興味はあるものの、ほぼ実践経験のない初心者だ。Photo by gettyimagesリアルイベントはその初心者の人々に経験を与えることで、中級・上級へと昇る足掛かりとする目的があると、ひの氏は言う。「ショータイムを作ることによって、『SMショーを観たことがある』という経験を実際に作るんです。また、緊縛や蝋燭などの体験ブースなども用意してありますし、鞭や手枷、足枷、縄などのSMグッズをハンドクラフトしている人たちにブースを出してもらっています。初心者がSMに足を踏み入れる最初のきっかけになると同時に、すでにSMを実践しているスペシャリストたちに向けては、コアな情報を発信するコンテンツを作って行く予定です。 今後、Lunaは初心者からスペシャリストまで、SMに携わっているすべての人たちのプラットフォームにして行きたいと思っているんです。これまでクローズだったSMの世界をオープンにしていくこと、SMを通して幸せになる人を増やすことがLunaのミッションです」もはや「出会い」だけではなくなったマッチングアプリ。SM性癖までもマッチさせる「Luna」の実態とは…。実際にLunaを利用しているユーザーの話に迫っていく。後編記事『「「男性の泣き顔が好き」41歳公務員の女性が告白…SM愛好者のマッチングサイト『Luna』に爆ハマりしたワケ」』で引き続き紹介していく。
誰かと性癖について話したいという願望があっても、SMの話題はセンシティブであるがゆえに、現実社会ではなかなか誰とでも話せるわけではない。リアルイベントは、『誰かとSMについて話したい』というニーズに応えるのが目的です」(ひの氏)
Lunaでは、SMの愛好者を4つの階層に分けて想定しているという。
緊縛師やSMクラブに勤務する女王様といったスペシャリスト、緊縛教室に通ったりSMバーに足を運ぶことのある、ある程度の知識と経験を持つ上級者と中級者、そしてSMに興味はあるものの、ほぼ実践経験のない初心者だ。
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リアルイベントはその初心者の人々に経験を与えることで、中級・上級へと昇る足掛かりとする目的があると、ひの氏は言う。
「ショータイムを作ることによって、『SMショーを観たことがある』という経験を実際に作るんです。また、緊縛や蝋燭などの体験ブースなども用意してありますし、鞭や手枷、足枷、縄などのSMグッズをハンドクラフトしている人たちにブースを出してもらっています。
初心者がSMに足を踏み入れる最初のきっかけになると同時に、すでにSMを実践しているスペシャリストたちに向けては、コアな情報を発信するコンテンツを作って行く予定です。
今後、Lunaは初心者からスペシャリストまで、SMに携わっているすべての人たちのプラットフォームにして行きたいと思っているんです。これまでクローズだったSMの世界をオープンにしていくこと、SMを通して幸せになる人を増やすことがLunaのミッションです」もはや「出会い」だけではなくなったマッチングアプリ。SM性癖までもマッチさせる「Luna」の実態とは…。実際にLunaを利用しているユーザーの話に迫っていく。後編記事『「「男性の泣き顔が好き」41歳公務員の女性が告白…SM愛好者のマッチングサイト『Luna』に爆ハマりしたワケ」』で引き続き紹介していく。
今後、Lunaは初心者からスペシャリストまで、SMに携わっているすべての人たちのプラットフォームにして行きたいと思っているんです。これまでクローズだったSMの世界をオープンにしていくこと、SMを通して幸せになる人を増やすことがLunaのミッションです」
もはや「出会い」だけではなくなったマッチングアプリ。SM性癖までもマッチさせる「Luna」の実態とは…。実際にLunaを利用しているユーザーの話に迫っていく。後編記事『「「男性の泣き顔が好き」41歳公務員の女性が告白…SM愛好者のマッチングサイト『Luna』に爆ハマりしたワケ」』で引き続き紹介していく。

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