木更津・民家から白骨化した遺体 横領疑いで逮捕の男「親族の年金を使われていた」同級生との関係は

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業務上横領の疑いで逮捕された男の自宅から白骨化した遺体が見つかった事件で、男は同級生との間に金銭トラブルがあったという趣旨の供述をしたといいます。その同級生とは、かつて同居していたこともあったということです。男とはどのような関係だったのでしょうか。 ◇庭から白骨遺体が見つかった民家では30日、男の立ち会いのもと家宅捜索が行われました。業務上横領の疑いで逮捕された37歳の男が「十数年前に知人を殺害して庭に埋めた」と過去の事件を急に告白したのです。

「news zero」が注目したのは3つの謎です。少しずつそれが明らかになってきました。謎’鮃化した遺体は、誰なのでしょうか。30日、男から「15年ほど前に中学校の同級生を殺して埋めた」との新たな供述がありました。殺害して埋めたのは、中学校の同級生だというのです。男はその同級生と10年以上前に同居していたといい、その同級生とは警察も連絡が取れていないといいます。――このあたりで行方がわからなくなっている事件あった?近所に住む人「いやわからないです。よく昔、若い人が遊びに来ていたけど、(男と)同じくらいの年代でよく1人遊びに来ていた」30日に行われた司法解剖の結果、遺体は死後3年以上が経過、男性の可能性が高く、20代から40代と推定。また、頭などに強い衝撃を与えられたことによる複数の骨折もあったといいます。死因についてはわかっていませんが、男が話している殺害方法と矛盾はなかったということです。ここから身元をどう特定していくのか、専門家に見解を伺いました。元埼玉県警 科捜研・雨宮正欣氏「たとえ15年(経過)だとしても、骨からDNAの鑑定はできる可能性が高いと思います。遺棄された骨のDNA検査は比較的容易にできると思うが、問題は対照資料ですね」問題は、15年前から行方がわからない人物のDNAをどう採取するのかだといいます。元埼玉県警 科捜研・雨宮正欣氏「この人であるという候補がいれば、例えば(使用していた)ブラシや歯ブラシがあれば、そこからDNAを抽出して比較対照とすることも考えられる」一方、比較するDNAが見つからない場合、歯型が残っていれば歯科治療の記録から身元を特定することも可能だといいます。謎男と同級生との間に何があったのか、また男の動機は何なのでしょうか。警察の調べに対し「親族の年金を同級生に使われていた」と同級生との間に金銭トラブルがあったという趣旨の供述をしたといいます。自分の息子が男と同学年だったという人に話を聞きました。息子が男と同学年「何の目的で一緒に住んでいたかはわかりません。小さい時から(同級生が)『お金を持って来い』みたいな。おとなしいから、いいなりになっちゃうんじゃないですかね」かつて、“金銭トラブルがあった”とのうわさを聞いたことがあるといいます。謎なぜ約15年もの間、誰も異変に気づかなかったのでしょうか。男の家族についても聞きました。近所に住む人「もう結構、10年くらいたつ。その前、母親がいたけど施設入っちゃって、それから母親はみてないので。(男の)父親15、16年前に亡くなっているので(今は1人)」近所の人によると、最近は一人で暮らしていたといいます。男が事件を起こしたとする15年ほど前に、同居家族はいなかったのでしょうか。 ◇そもそも今回、男は自治会の金、数十万円を横領した疑いで逮捕されました。近所に住む人「ショックですよね。みんな一生懸命集めたお金をね。『70万円ちょっと』と言っていた。『残金が5000、6000円』と言っていた」――残金が5000、6000円?近所に住む人「あと全部使っちゃったみたい」10年以上、消防団に所属し地元の人たちともよく顔を合わせていたといいます。息子が男と同学年「息子の仲間いわく、火事の時にはちゃんと駆けつけて消防団の仕事していたし、反抗することなく何か言えば『はい、はい』と言って」なぜ15年ほど前の事件を今、告白したのでしょうか。警察は殺人の疑いも視野に捜査しています。(3月30日放送『news zero』より)
業務上横領の疑いで逮捕された男の自宅から白骨化した遺体が見つかった事件で、男は同級生との間に金銭トラブルがあったという趣旨の供述をしたといいます。その同級生とは、かつて同居していたこともあったということです。男とはどのような関係だったのでしょうか。

庭から白骨遺体が見つかった民家では30日、男の立ち会いのもと家宅捜索が行われました。業務上横領の疑いで逮捕された37歳の男が「十数年前に知人を殺害して庭に埋めた」と過去の事件を急に告白したのです。
「news zero」が注目したのは3つの謎です。少しずつそれが明らかになってきました。
謎’鮃化した遺体は、誰なのでしょうか。
30日、男から「15年ほど前に中学校の同級生を殺して埋めた」との新たな供述がありました。殺害して埋めたのは、中学校の同級生だというのです。男はその同級生と10年以上前に同居していたといい、その同級生とは警察も連絡が取れていないといいます。
――このあたりで行方がわからなくなっている事件あった?
近所に住む人「いやわからないです。よく昔、若い人が遊びに来ていたけど、(男と)同じくらいの年代でよく1人遊びに来ていた」
30日に行われた司法解剖の結果、遺体は死後3年以上が経過、男性の可能性が高く、20代から40代と推定。また、頭などに強い衝撃を与えられたことによる複数の骨折もあったといいます。死因についてはわかっていませんが、男が話している殺害方法と矛盾はなかったということです。
ここから身元をどう特定していくのか、専門家に見解を伺いました。
元埼玉県警 科捜研・雨宮正欣氏「たとえ15年(経過)だとしても、骨からDNAの鑑定はできる可能性が高いと思います。遺棄された骨のDNA検査は比較的容易にできると思うが、問題は対照資料ですね」
問題は、15年前から行方がわからない人物のDNAをどう採取するのかだといいます。
元埼玉県警 科捜研・雨宮正欣氏「この人であるという候補がいれば、例えば(使用していた)ブラシや歯ブラシがあれば、そこからDNAを抽出して比較対照とすることも考えられる」
一方、比較するDNAが見つからない場合、歯型が残っていれば歯科治療の記録から身元を特定することも可能だといいます。
謎男と同級生との間に何があったのか、また男の動機は何なのでしょうか。
警察の調べに対し「親族の年金を同級生に使われていた」と同級生との間に金銭トラブルがあったという趣旨の供述をしたといいます。自分の息子が男と同学年だったという人に話を聞きました。
息子が男と同学年「何の目的で一緒に住んでいたかはわかりません。小さい時から(同級生が)『お金を持って来い』みたいな。おとなしいから、いいなりになっちゃうんじゃないですかね」
かつて、“金銭トラブルがあった”とのうわさを聞いたことがあるといいます。
謎なぜ約15年もの間、誰も異変に気づかなかったのでしょうか。
男の家族についても聞きました。
近所に住む人「もう結構、10年くらいたつ。その前、母親がいたけど施設入っちゃって、それから母親はみてないので。(男の)父親15、16年前に亡くなっているので(今は1人)」
近所の人によると、最近は一人で暮らしていたといいます。男が事件を起こしたとする15年ほど前に、同居家族はいなかったのでしょうか。

そもそも今回、男は自治会の金、数十万円を横領した疑いで逮捕されました。
近所に住む人「ショックですよね。みんな一生懸命集めたお金をね。『70万円ちょっと』と言っていた。『残金が5000、6000円』と言っていた」
――残金が5000、6000円?
近所に住む人「あと全部使っちゃったみたい」
10年以上、消防団に所属し地元の人たちともよく顔を合わせていたといいます。
息子が男と同学年「息子の仲間いわく、火事の時にはちゃんと駆けつけて消防団の仕事していたし、反抗することなく何か言えば『はい、はい』と言って」
なぜ15年ほど前の事件を今、告白したのでしょうか。警察は殺人の疑いも視野に捜査しています。

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