養護施設の高校生に受験代 20万円支給、学生支援機構

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日本学生支援機構は、さまざまな事情で親と暮らせず児童養護施設などで生活する高校生を対象に、大学受験費用として1人当たり20万円を支給する事業を始める。施設を通じて申請でき、5月8日から来年2月末まで受け付ける。
対象には児童自立支援施設、児童心理治療施設や里親家庭なども含む。主に来春卒業予定の生徒が申請でき、施設で暮らす高卒後2年以内の人も認める。志望先は大学と短大、高専、専門学校で、20万円は受験料や交通費に充てる。就職が内定している生徒は対象外となる。
機構は支援対象を年間約2千人と想定し、必要経費の約5億円は寄付金で賄う。機構が高校生の受験費用を支援するのは初めて。

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