参院「牛歩」れいわに厳重注意 山本氏「唯一の抵抗手段」

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参院議院運営委員会の石井準一委員長は30日、28日の参院本会議で令和5年度予算案を採決する際、投票箱までゆっくり歩く「牛歩」を行ったれいわ新選組の山本太郎代表と木村英子参院議員を厳重注意した。
山本氏が石井氏と面会後、記者団に明らかにした。
両氏は採決時に速やかに投票しなかったことや、壇上で許可なく発言したことについて、口頭で注意を受けた。石井氏は「院のルールは守るべきだ」と述べた一方、「(木村氏の)思いを参院として前に進めたい」とも語ったという。
木村氏は記者団に「介護者がいなくて困っているという相談がたくさん来る。切迫した思いがあった」と説明した。山本氏は予算案について「普通に『反対』だけで終わるという選択肢はなかった。(牛歩は)少数会派として唯一の抵抗手段だ」と述べた。
山本氏らは予算案の記名投票で牛歩を行い、車いすの木村氏が「介護が必要」などと主張し予算案に反対を表明。2人が投票する前に投票箱は閉鎖され、いずれも棄権となった。

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