交差点に標識ないのに…73人に「一時停止」違反キップ、取り消して謝罪へ

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長野県警交通規制課などは24日、少なくとも県内46か所の信号機のない交差点で、横断歩道標識の不備があったと発表した。
これらの交差点で一時停止を怠ったとして検挙された運転者73人の違反を取り消すとしている。
発表によると、73人は歩行者が横断歩道を渡ろうとした際に一時停止しなかったとして、道路交通法違反(横断歩行者等妨害等違反)で検挙された。道交法では、運転者の見える位置に標識を設置することを定めているが、長野市や松本市など24市町村の46か所の交差点で未設置だったことを確認。他県警で同様の事例があり、調査を行い判明した。
県警は、道交法違反の法的要件を満たしていないとして、73人に謝罪するとともに、反則金計約65万円を返還する。ホームページで該当する横断歩道を公開し、違反の記録が残っていない2016年以前の対象者については、申し出を受けて個別に対応するという。同課は「取り締まりを受けた方々をはじめ、県民のみなさまに深くおわび申し上げる」とコメントしている。

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