「住むだけで運気が下がる街」ランキング。大島てる氏と風水のプロが激論

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一番住みたくないのは「運気が下がる街」だ。どこに“不運”が溜まりやすいのか。今回は、風水師の愛新覚羅ゆうはん氏と事故物件サイト運営者の大島てる氏に集まってもらい、東京23区の地図を見ながら語ってもらった!◆水辺や埋め立て地エリアは大地の気が弱くなっている
ゆうはん:まず風水的には「水と風の流れが悪い場所には住まないほうがいい」と言われていて。とくに水辺や埋め立て地エリアは大地の気が弱くなっているので危険です。
てる:なるほど。数年前から田町駅(港区芝)近くの同じ通り沿いに立つ数軒の物件で自殺や転落死が多くて、「事故物件ストリート」と呼ばれていて。このあたりも水辺で埋め立て地が近いですよね。
ゆうはん:私が若い頃、江東区の東陽町にある新築マンションに住んでいたんですけど、夜中になると枕元に誰かが立って見られてる感覚があって、体調を崩しがちだったんです。調べたら、事故物件の跡地に蓋をするようにマンションが建てられていて、気がうごめいていることが原因だったのかもしれません。
◆コロナ関連の事故物件も急増中
てる:近年では、コロナ関連の事故物件も多くなっています。’20年4月に、江戸川区でコロナの影響で生活が苦しくなり、夫が妻を死なせた事件が起こりました。江戸川区の事故物件数が多いわけではないですが、近くの上篠崎では最初の「コロナ殺人」が発生していて不穏な空気を感じています。
ゆうはん:地図で確認すると、江戸川区は荒川がちょうどカーブに差しかかるエリア。そのなかでも小松川付近は川のカーブの外側に面するエリア。氾濫や浸水などの被害に見舞われる確率は高く、気の流れから見ても避けたほうがいい。
◆不快な臭いのする街は悪い気が表れている
てる:歌舞伎町の隣で目立ちにくいですが、新宿区の百人町は火災や自殺など事故物件が毎年同じペースで増え続えている陰気なエリア。街を歩くと、辺りに臭いものが見当たらないのに悪臭が漂ってくることも。うかつには近づきたくないエリアですね。
ゆうはん:不快な臭いというのは風や水の流れがよくない表れ。風水では高速道路や線路も「川」と見立てるのですが、中央線と山手線がY字に挟まる形で百人町があることから人間から湧き出る念や欲が溜まり、気が乱れやすい。
◆治安悪化は気の澱みが出ている危険なサイン
てる:それから文京区湯島は古い飲食店の居抜き物件に若い世代のお店が増える一方で、深夜のぼったくり横行や火災、違法薬物による殺傷事件など危険度が増しています。
ゆうはん:湯島天神は皇居から見て北東で鬼門の方角にあって、悪い気がそもそも集まりやすい。昨今その周辺の治安が悪化しているということは、気の澱みが出ている危険なサイン。この地域の取り締まりや制御をきちんとする必要があるということです。
2人のプロ目線。信じるか信じないかはあなた次第だ!
◆風水は水害リスクと重なる部分がある
運気が下がれば、最悪の場合“死”に直結もありえる。防災の専門家はどう見るのか。地盤災害ドクター・横山芳春氏に見解を聞いてみた。
「元来、風水は地勢を参考にするので、水害リスクという点では重なる部分は見られます。例えば東陽町や小松川付近は洪水や高潮が生じれば3~5m、深いところで5~10m浸水する可能性があり、水害リスクが高い。田町も高潮に関してはややリスクがある。
小松川付近に関しては建物密集による家屋倒壊や大規模火災の危険がある地域もあり、災害リスクがもっとも高い。一方で百人町と湯島は高台に位置するため災害リスクが比較的低いエリアです」
◆災害リスクを確認してリスク回避をしよう
また、今回は選外だが最近人気の“あの街”も災害リスクは高い。
「再開発で駅前の火災危険度は下がりましたが、北千住は地盤が緩く水害リスクも大きいエリアです」
災害リスクも確認して住むとヤバい街を回避せよ。
【事故物件サイト管理人・大島てる氏】’07年9月に同サイトを開設。現在は外国の事故物件も掲載。関連書籍に『大島てるが案内人 事故物件めぐりをしてきました』(彩図社)
【風水師・愛新覚羅ゆうはん氏】活動歴19年で2万人以上を鑑定している占い・風水師。近著に『眠れなくなるほど面白い図解ヤバイ風水』(日本文芸社)
【地盤災害ドクター・横山芳春氏】住まいと災害リスクの専門家。地形・地質および住宅の地盤分野が専門。大規模災害の発生時にはいち早く被災状況調査や情報提供を行う
<取材・文/週刊SPA!編集部>

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