「対応しなくてよい環境に」生活保護費の一部申請書類“ほぼ空欄”で26万円支給 隣人殺人容疑者に便宜か 区職員書類送検

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

殺人の容疑者に区の職員4人が便宜を図った疑いで書類送検された。
2022年11月、大阪・堺市の集合住宅に住む男性を殺害したとして男が逮捕された。
逮捕されたのは被害者の隣人、楠本大樹容疑者(33)。
現場は堺市中区。20日、警察はその中区の職員4人を書類送検した。
男性職員4人は、生活保護費の一部の申請書類がほとんど空欄であったにもかかわらず、十分な確認をしないまま、楠本容疑者に対して約26万円を支給した疑いが持たれている。
空欄だらけの楠本容疑者の申請書類は、運転免許の取得費だった。
2月にFNNは、今回書類送検された生活援護課の課長補佐を直撃していた。
課長補佐は、こう話していた。
FNN記者:免許代の支給は役所として適切だった?
今回書類送検された生活援護課 課長補佐:分からない。適切だったとも不適切だったとも分からない。
FNN記者:楠本容疑者だけを優遇したりは?
今回書類送検された生活援護課 課長補佐:それはない。
FNN記者:他の方が同じ書類を出されても同じような流れに?
今回書類送検された生活援護課 課長補佐:なると思いますよ。
調べに対し、課長と課長補佐は「支出は正当なものだった」と容疑を否認。
ほか2人は容疑を認めている。
容疑を認めた職員のうち1人は「これまで容疑者の対応に手を焼いていたので、私の手から離れて対応しなくてよい環境にしたかった」と話しているという。
(「イット!」3月20日放送より)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。