どっちが正解!? 「上から落とす」「下げてから押す」? ボンネットの正しい開け閉め方法とは

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クルマのエンジンが入っているスペースのフタであるボンネットですが、日頃のメンテナンスをディーラーや修理工場などにおまかせしている人は、とっさの時に開け方がわからず困ってしまうこともあるかもしれません。
ボンネットの開け方や閉め方には車種ごとにいくつかの方法があるといいますが、どのような方法で開閉するのでしょうか。
【画像】実はちゃんと見たことない? 「ボンネット」を写真で見る(15枚) クルマの前部にあるボンネットですが、開けたスペースの中にはエンジンのほかにもオイルやウォッシャー液など、補充や交換の必要なものが入っています。

そのため、日常的なメンテナンスはもちろん、いざというときに困らないためにも、ボンネットの開閉方法を知っておくことが大切です。 ボンネットはクルマの前方にあることから、安全のため走行中などに簡単に開かないようロックがかかっているため、開けるには複数の手順が必要です。 例えば日産のSUV「エクストレイル」では、まず運転席のハンドル右下あたりにある「ボンネットオープナー」というレバーを引くことでロックが解除されて、ボンネットが数センチ浮き上がります。 これにより開いた隙間にボンネットの先端から手を差し入れるとレバーがあるので、このレバーを横に押すことでボンネットを開くことが可能です。 ボンネットを上まで持ち上げたら、開いた状態で固定するために、ボンネット裏側にあるステーという金属の棒を車体側の穴に指して固定します。 ボンネットステーは、車種によってボンネットの裏側に固定されていてボディ側の穴に差し込むタイプと、ボディ側にステーがありボンネット側に固定用の穴があるタイプがあるので、ボンネットの裏側やエンジンルームの端のほうを探してみましょう。 中にはステーではなくボンネットダンパーが採用されているクルマもあり、その場合はボンネットを持ち上げるとダンパーの力でゆっくりと開き、その状態で固定されます。 一方、ボンネットを閉める方法には大きく分けて2種類があります。 ひとつは、ボンネットステーを元の位置に戻してから、ボンネットを手で20cmから30cmのところまでゆっくりと下ろし、その高さから手を離してロックさせる方法で、エクストレイルはこの手順で閉めることが可能です。 この方法はボンネット自体の重さを利用して閉めるタイプのため、手を離す高さが低すぎると完全に閉まらない可能性があります。 反対に、勢いをつけて閉めたり、手を離す位置が高すぎたりするとクルマが損傷してしまう恐れがあるため、決められた高さで手を離すことが大切です。 もうひとつは、ボンネットを下まで静かに下ろし、ロックのある部分を上から手で押さえる方法です。 ただしボンネット自体に上から手で力を加えることになるため、押す場所や力加減を間違えるとボンネットがへこんでしまう危険もあります。 そのため、閉める前にロックのある位置を確認して、確実にその位置を押すことと、ボンネットが閉まる程度に加減して力をかけることが大切です。 また、ボンネットを開けて作業した後には、走行前に必ずボンネットが確実に閉まっていることを確認しましょう。 日産でも、「ロックされていないと走行中にボンネットが開き、思わぬ事故につながるおそれがあります」と注意を呼びかけています。 また、エンジン停止直後にはエンジンルームが高熱になっていることもあるため、ボンネットを開けて作業をする場合は高温部に触れないよう注意しましょう。※ ※ ※ 普段なかなか開けることのないボンネットですが、開閉方法には手順やコツがあります。 また、閉める際にも20-30cmの高さから手を離して閉めるタイプと、下までおろしてから手で押すタイプがあり、異なる方法で操作するとクルマに傷がついたりする恐れもあるため、取扱説明書などで確認して操作するといいでしょう。
クルマの前部にあるボンネットですが、開けたスペースの中にはエンジンのほかにもオイルやウォッシャー液など、補充や交換の必要なものが入っています。
そのため、日常的なメンテナンスはもちろん、いざというときに困らないためにも、ボンネットの開閉方法を知っておくことが大切です。
ボンネットはクルマの前方にあることから、安全のため走行中などに簡単に開かないようロックがかかっているため、開けるには複数の手順が必要です。
例えば日産のSUV「エクストレイル」では、まず運転席のハンドル右下あたりにある「ボンネットオープナー」というレバーを引くことでロックが解除されて、ボンネットが数センチ浮き上がります。
これにより開いた隙間にボンネットの先端から手を差し入れるとレバーがあるので、このレバーを横に押すことでボンネットを開くことが可能です。
ボンネットを上まで持ち上げたら、開いた状態で固定するために、ボンネット裏側にあるステーという金属の棒を車体側の穴に指して固定します。
ボンネットステーは、車種によってボンネットの裏側に固定されていてボディ側の穴に差し込むタイプと、ボディ側にステーがありボンネット側に固定用の穴があるタイプがあるので、ボンネットの裏側やエンジンルームの端のほうを探してみましょう。
中にはステーではなくボンネットダンパーが採用されているクルマもあり、その場合はボンネットを持ち上げるとダンパーの力でゆっくりと開き、その状態で固定されます。
一方、ボンネットを閉める方法には大きく分けて2種類があります。
ひとつは、ボンネットステーを元の位置に戻してから、ボンネットを手で20cmから30cmのところまでゆっくりと下ろし、その高さから手を離してロックさせる方法で、エクストレイルはこの手順で閉めることが可能です。
この方法はボンネット自体の重さを利用して閉めるタイプのため、手を離す高さが低すぎると完全に閉まらない可能性があります。
反対に、勢いをつけて閉めたり、手を離す位置が高すぎたりするとクルマが損傷してしまう恐れがあるため、決められた高さで手を離すことが大切です。
もうひとつは、ボンネットを下まで静かに下ろし、ロックのある部分を上から手で押さえる方法です。
ただしボンネット自体に上から手で力を加えることになるため、押す場所や力加減を間違えるとボンネットがへこんでしまう危険もあります。
そのため、閉める前にロックのある位置を確認して、確実にその位置を押すことと、ボンネットが閉まる程度に加減して力をかけることが大切です。
また、ボンネットを開けて作業した後には、走行前に必ずボンネットが確実に閉まっていることを確認しましょう。
日産でも、「ロックされていないと走行中にボンネットが開き、思わぬ事故につながるおそれがあります」と注意を呼びかけています。
また、エンジン停止直後にはエンジンルームが高熱になっていることもあるため、ボンネットを開けて作業をする場合は高温部に触れないよう注意しましょう。
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普段なかなか開けることのないボンネットですが、開閉方法には手順やコツがあります。
また、閉める際にも20-30cmの高さから手を離して閉めるタイプと、下までおろしてから手で押すタイプがあり、異なる方法で操作するとクルマに傷がついたりする恐れもあるため、取扱説明書などで確認して操作するといいでしょう。

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