無償のはずの給食費「支払い必要」と偽の文書、保護者から徴収…元小学校職員が着服

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保護者から集めた給食費などを着服したとして、大阪府警西堺署は3日、堺市内の市立小学校の元事務職員の被告の男(35)(業務上横領罪で起訴、懲戒免職)を業務上横領容疑で地検堺支部に追送検し、捜査を終結したと発表した。
一連の捜査で約670万円の着服を裏付けた。
発表によると、男は昨年3~6月、勤務先だった小学校で校長が管理する学校の預金口座から、教材費などの徴収金を12回にわたって計約445万円引き出し、自分の口座に入金。また、同9月には、市が物価高騰などの対策として給食費を無償化していたにもかかわらず、支払いが必要だとする虚偽の文書を作成して保護者から徴収した給食費の一部約225万円を横領した疑い。
調べに対し、男は「競馬や借金返済に使った。給食費については、以前横領した分を穴埋めするためにやった」と容疑を認めているという。

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