約半数の人が「花粉はエアコンから部屋に入ってくる」と誤解している。全国各地で花粉の飛散が本格化し、花粉症に悩む人も多い中、花粉の侵入経路について、大きな誤解があることが明らかになった。「花粉はエアコンから屋内に侵入する?」46%が「はい」と回答パナソニックは花粉に悩む20代~60代の男女550名を対象に花粉対策の調査を行った。その中で、「花粉はエアコンから屋内に侵入すると思いますか?」という質問をしたところ、「はい」と回答した人が46%、「いいえ」と回答した人が26%、「わからない」と回答した人が29%だった。
パナソニック担当者によると、“部屋の空気を吸い込んで、暖めたり冷やしたりし、再び室内に吹き出す”というのがエアコンの基本機能で、一般的にはエアコンから花粉が侵入することはないという。つまり、「はい」と「わからない」と回答を合わせた75%の人が正しく理解していないことになる。エアコンと花粉について誤解している人が多い中、「花粉が屋内に入らないよう、エアコンの使用を控えたいと思いますか?」という質問では、「とても思う」が11%、「やや思う」が21%で、合わせて約3割がエアコンの使用を控えたいと考えていることも判明した。また、「花粉の時期に、窓を開ける換気をガマンしてしまうことがありますか?」という質問では、「頻繁にある」が28%、「たまにある」が37%で、合わせて65%の人があると回答し、窓開け換気をガマンしていることがわかった。環境省によると2023年は、関東、北陸、近畿、中国地方などでスギ花粉の飛散量が極めて多くなる見込みで、東京、神奈川、兵庫、京都など12の都道府県で過去10年間で最大となると予測されている。今回の調査で、誤解によってエアコンの使用を控え、かといって窓開け換気もしづらい現状がわかったが、花粉症の人は、特に今年は、しっかりと花粉症対策をしたほうがよさそうだ。パナソニックでは、花粉症対策としてエアコンと空気清浄機の併用をおすすめしている。空気清浄機の集じん機能をエアコンの作り出す気流がアシストしてくれるという。18畳の部屋の場合、エアコンをつけることで、集じん完了までの時間を約20%短縮できるという結果も出ている。花粉がエアコンから屋内に侵入すると思っていた人も多いようだが、なぜこのように誤解するのか?パナソニックの担当者に詳しく話を聞いてみた。室内と室外が繋がって空気が出入りしていると思っている――「花粉はエアコンから入ってくる」と考える人が多いことをどう思う?残念ですが、エアコンの仕組みを詳しく理解していない方がまだまだ多いので予想通りです。――なぜそう考える人が多いと思う?エアコンは室内機と室外機がセットになっているので、室内と室外が繋がって空気が出入りしていると思っている方が多く、外から空気が入る際に一緒に花粉も取り込んでしまっていると思われるのだと思います。――花粉の時期にエアコンを使用しても花粉が入ることはない?基本的にはエアコンから出てくる空気は室内の空気を吸い込んで吹き出しているので、エアコンによって外の花粉が入ってくるということはありませんが、最近では「換気機能」がついていて、実際にエアコンで外気を取り入れるものもあります。その際もフィルターなどを通過するため、完全にゼロとは言い切れませんが、窓開けのように直接入ってくることはありません。花粉を抑制できるイオン搭載のエアコンも――エアコンと空気清浄機の2台使いが良い理由は?エアコンは非常に風量が多く、気流によってお部屋の空気を対流させています。一方空気清浄機は高性能なフィルターで花粉をしっかり除去できます。広いリビングなどの場合、空気清浄機の吸い込むパワーだけでは部屋の隅々から花粉を引っ張ってくるのに時間がかかりますので、エアコンの気流パワー+空気清浄機の吸引パワーを上手に使うのが効果的です。――他に花粉症対策があれば教えて!家に入る前に花粉を落としたり、部屋干ししたり、まずはできる限り部屋の中に花粉を持ち込まない工夫が大切です。また、エアコンにも当社ナノイーXのように花粉を抑制できるイオン搭載の商品等もありますので、暖房シーズンはもちろん、少し暖かくなって、エアコンを使用しない時も送風運転を使ってイオンの気流で花粉を抑制することも対策のひとつになると思います。花粉をできるだけ家の中に侵入させないためには、外出先から花粉を持ち込まないように、家の中に入る前に衣類に付着した花粉を取り除いたり、洗濯物を部屋干しするなどの対策を心掛けたい。
約半数の人が「花粉はエアコンから部屋に入ってくる」と誤解している。
全国各地で花粉の飛散が本格化し、花粉症に悩む人も多い中、花粉の侵入経路について、大きな誤解があることが明らかになった。
パナソニックは花粉に悩む20代~60代の男女550名を対象に花粉対策の調査を行った。その中で、「花粉はエアコンから屋内に侵入すると思いますか?」という質問をしたところ、「はい」と回答した人が46%、「いいえ」と回答した人が26%、「わからない」と回答した人が29%だった。
パナソニック担当者によると、“部屋の空気を吸い込んで、暖めたり冷やしたりし、再び室内に吹き出す”というのがエアコンの基本機能で、一般的にはエアコンから花粉が侵入することはないという。つまり、「はい」と「わからない」と回答を合わせた75%の人が正しく理解していないことになる。
エアコンと花粉について誤解している人が多い中、「花粉が屋内に入らないよう、エアコンの使用を控えたいと思いますか?」という質問では、「とても思う」が11%、「やや思う」が21%で、合わせて約3割がエアコンの使用を控えたいと考えていることも判明した。
また、「花粉の時期に、窓を開ける換気をガマンしてしまうことがありますか?」という質問では、「頻繁にある」が28%、「たまにある」が37%で、合わせて65%の人があると回答し、窓開け換気をガマンしていることがわかった。
環境省によると2023年は、関東、北陸、近畿、中国地方などでスギ花粉の飛散量が極めて多くなる見込みで、東京、神奈川、兵庫、京都など12の都道府県で過去10年間で最大となると予測されている。
今回の調査で、誤解によってエアコンの使用を控え、かといって窓開け換気もしづらい現状がわかったが、花粉症の人は、特に今年は、しっかりと花粉症対策をしたほうがよさそうだ。パナソニックでは、花粉症対策としてエアコンと空気清浄機の併用をおすすめしている。空気清浄機の集じん機能をエアコンの作り出す気流がアシストしてくれるという。18畳の部屋の場合、エアコンをつけることで、集じん完了までの時間を約20%短縮できるという結果も出ている。
花粉がエアコンから屋内に侵入すると思っていた人も多いようだが、なぜこのように誤解するのか?パナソニックの担当者に詳しく話を聞いてみた。
――「花粉はエアコンから入ってくる」と考える人が多いことをどう思う?
残念ですが、エアコンの仕組みを詳しく理解していない方がまだまだ多いので予想通りです。
――なぜそう考える人が多いと思う?
エアコンは室内機と室外機がセットになっているので、室内と室外が繋がって空気が出入りしていると思っている方が多く、外から空気が入る際に一緒に花粉も取り込んでしまっていると思われるのだと思います。
――花粉の時期にエアコンを使用しても花粉が入ることはない?
基本的にはエアコンから出てくる空気は室内の空気を吸い込んで吹き出しているので、エアコンによって外の花粉が入ってくるということはありませんが、最近では「換気機能」がついていて、実際にエアコンで外気を取り入れるものもあります。その際もフィルターなどを通過するため、完全にゼロとは言い切れませんが、窓開けのように直接入ってくることはありません。
――エアコンと空気清浄機の2台使いが良い理由は?
エアコンは非常に風量が多く、気流によってお部屋の空気を対流させています。一方空気清浄機は高性能なフィルターで花粉をしっかり除去できます。広いリビングなどの場合、空気清浄機の吸い込むパワーだけでは部屋の隅々から花粉を引っ張ってくるのに時間がかかりますので、エアコンの気流パワー+空気清浄機の吸引パワーを上手に使うのが効果的です。
――他に花粉症対策があれば教えて!
家に入る前に花粉を落としたり、部屋干ししたり、まずはできる限り部屋の中に花粉を持ち込まない工夫が大切です。また、エアコンにも当社ナノイーXのように花粉を抑制できるイオン搭載の商品等もありますので、暖房シーズンはもちろん、少し暖かくなって、エアコンを使用しない時も送風運転を使ってイオンの気流で花粉を抑制することも対策のひとつになると思います。
花粉をできるだけ家の中に侵入させないためには、外出先から花粉を持ち込まないように、家の中に入る前に衣類に付着した花粉を取り除いたり、洗濯物を部屋干しするなどの対策を心掛けたい。