エホバの証人 輸血拒否は「虐待」 弁護団が厚労省に通報へ

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宗教団体「エホバの証人」が、子どもに輸血を受けさせないよう信者に指導しているのは、虐待にあたるとして、弁護団が27日、厚生労働省に通報することがわかった。
「エホバの証人」は、アメリカに本部を置くキリスト教系の宗教団体で、聖書に従い、輸血は受け入れるべきではないとしている。
厚労省は2022年12月、「医師が必要と判断する治療行為を受けさせないことは虐待にあたる」という指針を出していて、この問題を扱う弁護団は、子どもに輸血を受けさせないのは児童虐待にあたるとして、27日午後、厚労省に通報することにしている。
「エホバの証人」問題支援弁護団・田中広太郎弁護士「人の命が失われることに直結する問題ですので、非常に大きな問題として横たわっていると認識しています」
「エホバの証人」元3世・夏野ななさん(仮名)「身体的・性的・心理的ネグレクト、あらゆる虐待を、神の名のもとに受けました」
「エホバの証人」は、これまでに「モラルに従って生活するよう教える責任を真剣に受け止めている」などと声明を出している。

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