羽生が「想像超えの手」関係者驚き 藤井は「攻めるしかない」王将戦

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島根県大田市の「さんべ荘」で25日始まった第72期ALSOK杯王将戦七番勝負の第5局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)は、ほぼ形勢互角のまま終盤戦に突入した。藤井聡太王将が▲3五銀(81手目)と詰めろの一手を放った直後、羽生善治九段が指した3三桂(82手目)に、対局を見守っていた関係者から「想像を超えるすごい手が出た」と驚きの声が上がった。
藤井が「形勢を悲観した」羽生の一手とは? 対局場の国民宿舎さんべ荘で開かれている大盤解説会で、副立会を務める西川和宏六段が羽生九段の△3三桂を見て、「すごい手が出ましたね。全然想像もしていませんでした。羽生さんらしい柔らかい手です」と興奮気味に話すと、立会を務める福崎文吾九段もそれに応じるように、「その前の藤井さんの▲3五銀が妙手に見えたけど、それを上回る羽生さんの一手ですね。詰めろ逃れの手で、玉を2一の安全地帯に逃がすこともできます。これはもう藤井さんは攻めるしかありませんね」と解説した。【武内亮】
対局場の国民宿舎さんべ荘で開かれている大盤解説会で、副立会を務める西川和宏六段が羽生九段の△3三桂を見て、「すごい手が出ましたね。全然想像もしていませんでした。羽生さんらしい柔らかい手です」と興奮気味に話すと、立会を務める福崎文吾九段もそれに応じるように、「その前の藤井さんの▲3五銀が妙手に見えたけど、それを上回る羽生さんの一手ですね。詰めろ逃れの手で、玉を2一の安全地帯に逃がすこともできます。これはもう藤井さんは攻めるしかありませんね」と解説した。【武内亮】

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