和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド(AW)」のジャイアントパンダ「永明(エイメイ)」(雄、30歳)と双子の娘「桜浜(オウヒン)」「桃浜(トウヒン)」(8歳)の最終観覧となった21日、園内では歓送セレモニーが開かれ、ファンや飼育スタッフらが「ありがとう」「元気で」と涙ながらに別れを告げた。
22日、関西空港から中国・四川省の施設へと出発する。
1994年から28年間をAWで過ごし、計16頭の子をもうけた永明は、「浜家(はまけ)」と呼ばれるパンダ一家の中心的存在だった。2014年に生まれた双子の娘も、愛くるしい姿で来園客を喜ばせた。AWでの日々を、写真で振り返る。