東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン」が中国に返還されるのを前に、最後の観覧日を迎え、多くの人が別れを惜しんだ。
シャンシャンの最後の観覧日となった19日は、倍率24倍の抽選に当たったおよそ2,600人が、シャンシャンが竹を食べたり立ち上がったりするたびに歓声を上げ、見納めとなる姿をカメラで撮影していた。
また、抽選に外れた人も多く来園し、別れを惜しんだ。
子ども「抽選は外れちゃったけど、見送りたいから来た」
そして、倍率70倍となった最後の観覧時間が終わると、展示室のシャッターが下ろされた。
最後の観覧客「シャンシャンありがとうという気持ちと、いってらっしゃいという気持ち。これからもシャンシャン大好きです」
上野動物園 教育普及課長・大橋直哉さん「多くの方に愛されたことが、きょうにつながったと思うので、感謝したい」
シャンシャンは21日、成田空港から中国に旅立つことになっている。