110時間の時間外労働、1カ月休みゼロ ビル管理会社を書類送検

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

鳴門労働基準監督署(徳島県鳴門市)は1日、約110時間の時間外・休日労働をさせたとして、大阪市東淀川区のビルメンテナンス会社と労務管理をしていた鳴門営業所長代理の50代男性を、労働時間の上限などを定めた労働基準法違反の疑いで徳島地検に書類送検した。同労基署によると、過労死対策で2019年4月に導入された「上限規制」に関する書類送検は県内初という。
「つるし上げだよ」過労の夫、上司の詰問が追い打ち 送検容疑は、21年11月、営業所の男性社員1人に労基法の労使協定の上限(月100時間未満)を超えて時間外・休日労働をさせたとしている。協定では休日労働も月3日までだが、11月の休みはゼロだった。 同社担当者によると、男性はホテルで食器洗浄職場の責任者だった。「慢性的な人員不足もあり、パート管理などを1人に任せていたが、社員を増員し複数人で管理するよう改善に努めている」と話している。【植松晃一】
送検容疑は、21年11月、営業所の男性社員1人に労基法の労使協定の上限(月100時間未満)を超えて時間外・休日労働をさせたとしている。協定では休日労働も月3日までだが、11月の休みはゼロだった。
同社担当者によると、男性はホテルで食器洗浄職場の責任者だった。「慢性的な人員不足もあり、パート管理などを1人に任せていたが、社員を増員し複数人で管理するよう改善に努めている」と話している。【植松晃一】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。