囲碁・藤田怜央初段が初勝利! 9歳9か月で史上最年少白星 75歳の大ベテランを破る

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囲碁の史上最年少棋士・9歳の藤田怜央初段が31日、大阪・関西棋院で打たれた第49期名人戦予選Cで牛窪義高九段に白番で勝ち、公式戦4戦目でプロ入り初勝利を収めた。
藤田初段は関西棋院の英才特別採用の第1号で昨年9月1日付で世界最年少記録を更新する9歳4か月で入段。9歳9か月での公式戦勝利は、仲邑菫(なかむら・すみれ)三段=日本棋院=が2019年7月にデビュー2戦目で初白星を挙げた10歳4か月を塗り替える最年少記録となった。
対戦相手の牛窪は75歳で、1963年入段でキャリア60年を誇る大ベテラン。12年から関西棋院棋士会の会長を務めている。控室で対局の様子を見守っていた藤田の師匠・星川拓海五段は「きょうは普段より静かで緊張している様子だった」と対局前の弟子の様子を語ったが、重鎮相手にリードを許すことなく、堂々と“66歳差対決”を制した。

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