ガーシーに74年ぶり「招状」のウラで起きていた参院事務局が問題行為

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ガーシー(東谷義和)参院議員(51)が国会に登院しないことで、尾辻秀久参院議長は30日、国会への出席を求める「招状」をガーシーに発出した。74年ぶりとなる招状発出の裏で、ガーシーの国会議員としての存在を否定しかねない参院事務局の問題行為が判明し、大ごとになりそうな状況になってきた。
ガーシーは昨年2度開かれた臨時国会、今月召集された通常国会にも姿を見せないことで、議院運営委員会は正当な理由なく欠席したとして、議長による招状の発布を要求。今後、ガーシーは原則7日以内に国会に登院しなければ、懲罰委員会に付されることになる。
招状の発出は74年ぶりの出来事。ガーシーは「オレはハレー彗星か!」と大笑いで約75年周期で地球に接近する彗星に引っ掛けたが、その裏では全く笑えない事態が起きていた。
というのもガーシーは25日に質問主意書を提出し、通常ならば1~2日で受理されるところが、登院を巡るゴタゴタを受けて、参院の議案課が処理を先延ばし。その扱いを議運にはかるとして、30日現在でも保留状態になっているのだ。
質問主意書は国会での質問時間が限られる少数会派でも内閣からの公式見解を引き出せる貴重な手法とあって、ガーシーの事務所は「質問主意書は議員の権限で、国会に登院していないからといって、受理されないということはあり得ません」と憤る。登院問題とは関係なく、いわば議員としての存在を否定していることにもつながりかねないというわけだ。
さらにガーシーにとって初めてとなる質問主意書は世間を騒がせている一般社団法人「Colabo」を巡る問題で、注目度も高いもの。ガーシーはインスタグラムで「アホしかおらんなーほんま そしたらこれからオレの質問主意書は全部浜田先生名義で出してもらうわ笑笑 もーくだんらんすぎる笑笑」とあきれ返るばかりだ。事務所側はこの後も議案課の対応に進捗が見られない場合、「議長に対し、異議申立書を提出する」と問題視する方針だ。

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