電通元社員とイベント2社を6900万円脱税容疑で告発 東京国税局

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法人税など計約6900万円を脱税したとして、東京国税局査察部が東京都港区のイベント会社「Blue Water」=2021年5月に解散=など2社と大原信人元社長(37)を法人税法違反などの疑いで東京地検に告発したことが、関係者への取材で判明した。大原元社長は大手広告会社「電通」の元社員。電通時代の人脈を生かして女性プロゴルファーが参加するイベントなどを企画して収入を得ながら、架空の経費を計上して所得を過少申告した疑いがある。
東京地検、大広を家宅捜索 元理事に資金提供疑い 関係者によると、大原元社長はかつて電通のスポーツ関連の部局に在籍し、19年に独立した。架空の外注費を経費に計上するなどの手口で17~21年に計約2億9000万円の所得を隠し、法人税と地方法人税計約6900万円を免れた疑いがある。隠した所得には、電通時代に実質的に経営していた別の会社分も含まれるという。脱税で確保した資金は株などの資産運用の原資にしたり、生活費に充てたりしたとみられる。 大原元社長は取材に「国税には事実関係を認めて既に修正申告を済ませた。今後、二度とこのような形にならないよう深く反省している」などと回答した。【松尾知典】
関係者によると、大原元社長はかつて電通のスポーツ関連の部局に在籍し、19年に独立した。架空の外注費を経費に計上するなどの手口で17~21年に計約2億9000万円の所得を隠し、法人税と地方法人税計約6900万円を免れた疑いがある。隠した所得には、電通時代に実質的に経営していた別の会社分も含まれるという。脱税で確保した資金は株などの資産運用の原資にしたり、生活費に充てたりしたとみられる。
大原元社長は取材に「国税には事実関係を認めて既に修正申告を済ませた。今後、二度とこのような形にならないよう深く反省している」などと回答した。【松尾知典】

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