安倍氏国葬費用の政府説明 維新・吉村氏「なぜ小出しに」批判

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安倍晋三元首相の国葬にかかる費用(概算)が総額で約16億6000万円になると政府が公表したことについて、日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は6日、「もっと早くやるべきだった。小出しにする意味が分からない」と批判した。
安倍元首相国葬に17億円 政府が概算総額公表 政府は8月26日、国葬の費用として約2億4900万円を支出すると閣議決定した。内訳は、会場となる日本武道館の借り上げ費用や会場設営費などで、警備費などを含めた全体像は国葬終了後に公表する方針を示していた。しかし、国葬に反対する世論に配慮し、一転して概算を明らかにした。

政府の概算では警備費に約8億円、外国要人の接遇費に約6億円かかる見通しで、吉村氏は「国葬をする以上、海外から要人を迎えるし、警備費が一定かかるのも当然」と理解を示しつつ、「金額や中身はこれから開かれる(国会の)審査で議論されるものと思っている。(概算の総額は)元々分かっているわけだから、(最初に)明らかにした上で必要だということを説明すべきだった」と指摘した。 また、維新の松井一郎前代表(大阪市長)も6日、「なぜ国葬を閣議決定した時に詳細まで発表しなかったのか不思議。(公表が)遅すぎると思う」と述べた。 松井氏は国葬の実施には賛成の立場を示している。総額の規模についても「我々も大阪でいろんなイベントをやるが、警備費がかさむのは仕方がない」と一定の理解を示した。一方で、国葬に反対の人もいるとして「岸田文雄首相が国民に詳細や明細について丁寧に説明すべきだ」と語った。【澤俊太郎、松本紫帆】
政府は8月26日、国葬の費用として約2億4900万円を支出すると閣議決定した。内訳は、会場となる日本武道館の借り上げ費用や会場設営費などで、警備費などを含めた全体像は国葬終了後に公表する方針を示していた。しかし、国葬に反対する世論に配慮し、一転して概算を明らかにした。
政府の概算では警備費に約8億円、外国要人の接遇費に約6億円かかる見通しで、吉村氏は「国葬をする以上、海外から要人を迎えるし、警備費が一定かかるのも当然」と理解を示しつつ、「金額や中身はこれから開かれる(国会の)審査で議論されるものと思っている。(概算の総額は)元々分かっているわけだから、(最初に)明らかにした上で必要だということを説明すべきだった」と指摘した。
また、維新の松井一郎前代表(大阪市長)も6日、「なぜ国葬を閣議決定した時に詳細まで発表しなかったのか不思議。(公表が)遅すぎると思う」と述べた。
松井氏は国葬の実施には賛成の立場を示している。総額の規模についても「我々も大阪でいろんなイベントをやるが、警備費がかさむのは仕方がない」と一定の理解を示した。一方で、国葬に反対の人もいるとして「岸田文雄首相が国民に詳細や明細について丁寧に説明すべきだ」と語った。【澤俊太郎、松本紫帆】

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