「第一報がかなり速かった」児童と教師の連携プレーで火災の延焼を最小限に【山形発】

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火災にいち早く気づき延焼を防いだとして、山形市の楯山小学校に消防から感謝状がが贈られた。黒い煙を発見した子どもたちと、現場に向かい消火活動を行った先生の連携プレーが、被害を最小限に食い止めた。
山形市の楯山小学校で、12月19日の放課後に3階の教室にいた6年生の高梨桜菜さんと佐藤菜々さんが、もくもくと立ち上る黒い煙を見つけた。(※高梨桜菜さんの「高」は、はしご高)
楯山小6年・佐藤菜々さん:白い家の奥の方から煙が見えた
楯山小6年・高梨桜菜さん:人がいたら危ないと思い、すぐに(先生に)報告しました
知らせを受けた担任の先生は、すぐに消防に通報。
その後、他の先生と現場に向かうと、農業用ハウスから火が出ていた。
横川廣輝先生:(2人は)いつもと違う様子で「先生!」と火事の事をすごく速く伝えにきた様子だった。水や積もっていた雪をかけ消火活動を行いました
児童と教師の連携プレーが、火災による被害を最小限に抑え、表彰された。
山形市消防本部東消防署・渡邉準市副署長:第一報が楯山小学校から入り、かなり通報が速かった。速い発見と連携した行動が火災の拡大を防止し、大きくなる前に消し止めたという所が一番大きい
消防も高く評価した、素早い発見と初期消火。実は楯山小学校では、年6回程度、火災の発見から火事ぶれ、初期消火までの実践的な訓練を続けていて、日頃の取り組みが今回の行動につながった。
横川廣輝先生:子どもたちが真剣に取り組んでいたおかげで、自分事として考えることができた。まずしっかり報告したことは素晴らしい
学校が大切している学びの目標は、「自分の命は自分で守る」。今後も子どもたちの防災意識を高める訓練を続けていくという。
(さくらんぼテレビ)

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