白バス会社「おとなの遠足」摘発 「愛の旅」から社名変え 営業繰り返す 月150万円売り上げか 警視庁

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貸し切りバスを無許可で運行する。いわゆる「白バス」営業を繰り返した疑いで、旅行会社の社長が逮捕された。
旅行会社「おとなの遠足」の社長・上原昌仁容疑者(50)は、去年10月と11月の2回に渡り、無許可で、大型バスを貸切にして運行した疑いが持たれている。逮捕容疑は、道路運送法違反。
警視庁綾瀬署によると、上原容疑者は、かつて「愛の旅」という旅行会社を営んでいたが、2018年に、乗務員の健康管理の確認が不十分だったことなど、安全上の問題を指摘され、国交省関東運輸局から貸切運送事業の許可を取り消されたという。
しかし、その後も、社名を「おとなの遠足」に変えて、営業を続けていたとのこと。逮捕容疑となったバス運行は、去年10月が埼玉県~富山県(乗客20数人)、去年11月が世田谷~千葉県・房総のゴルフ場(乗客およそ15人)だった。
上原容疑者は、会社のホームページで客を集めていた他、これまで付き合いのあった客からの依頼で、バスを運行させていたという。去年5月、利用者から「バスの手配をお願いしたら、白ナンバーだった」との情報提供が寄せられ、綾瀬署が内偵捜査に乗り出していた。
許可が取り消された後でも、月150万円ほどの売り上げがあったとみられている。上原容疑者は調べに対し「付き合いなどもあり違法だと分かっていてやった」と容疑を認めている。

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