大阪府八尾市の路上で1月13日午後、警察官が車に乗っていた男性に拳銃を発砲。
捜査関係者によると、男性は40代で肩と腹を撃たれ、死亡が確認された。
上空から捉えた現場の映像では、前の部分が激しく壊れた白い車が電柱にぶつかって止まっている。
一体何があったのか?
目撃者は「普通の感覚じゃないね。(白い車の)逃げ方が」と話す。
緊迫の現場で撮影された映像と目撃者の証言などから発砲に至るまでの状況が見えてきた。
発砲があったのは、13日午後1時半ごろ。現場は大阪府八尾市の路上。
目撃者から消防に「警察官の発砲で男性が負傷した」と通報があった。
なぜ警察官は発砲したのか?
発砲前に現場付近の防犯カメラが捉えた映像。白い車を追いかける1台のパトカー。
白い車を逃すまいと、パトカーは距離を詰めて追跡しているように見える。
パトロール中の警察官が盗難車として手配されていた車を発見し、追跡していた際のものとみられる。
その後、白い車は事故を起こして停車。
その逃走劇を目撃した現場近くで工事をしていた人は「ずっと逃げていたからねその(白い)車。もうパトカーとつつき合いみたいな」と当時の様子について話した。
上空から捉えた映像では、電柱に衝突した白い車から少し離れたところにトラックが止まっているのが見える。
白い車はまずこのトラックにぶつかったという。
目撃者:うちのトラックに思いっきり当たって、最後、(白い車が)電柱に当たって止まった。そのあと警察官が発砲した。
――音はした?
目撃者:したした。4発、4発聞いた。
――どんな感じの音?
目撃者:乾いたような音。乾いたようなパーンパーンパーンパーンやね。
警察官は、盗難車を運転していたとみられる不審な男性に対し、職務質問を行おうとしたところ、車が向かってきたため、拳銃を複数発砲したという。
警察は当時の詳しい状況を調べている。
(「イット!」1月13日放送)