栃木県警の警察官が国体の慰労会で部下を暴行し全裸撮影も

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栃木県警機動警察隊の男性警察官2人が2022年10月、栃木県内で開催された国民体育大会の警備業務の慰労会を兼ねた飲み会で少なくとも7人の部下に対し全裸にして写真を撮影したりマイクで頭に暴行を加えたりしていたことが11日、捜査関係者への取材で分かりました。
捜査関係者によりますと暴行したのはいずれも30代男性の警部補と巡査部長です。2人は去年10月中旬、宇都宮市内の飲食店で部下1人のTシャツを引き裂いた上、移動した別の店舗では、全裸にさせて写真撮影をするなどしたということです。ほかに6人が手やタンバリンなどで殴られ顔面を膝蹴りされた部下もいました。巡査部長にマイクで殴られた1人が頭部打撲のけがをしました。
飲み会は、去年10月に栃木県で42年ぶりに開催された国体の慰労会を兼ねて夕方から午後10時半過ぎまで開かれ10数人が参加していました。被害者の1人が県警に申告し明らかになったということです。県警監察課は取材に対し「存否も含めて個別の事案の回答を差し控えさせていただく」としています。
機動警察隊は、パトカーによる巡回を通して事件、事故の初動活動や交通の指導取り締まりなどに従事していて国体では会場周辺の警備業務などを担当していました。

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