事故現場「大変気を使う場所」 名古屋高速で横転のバス事業者

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9人が死傷する事故が起きたのは、名古屋第2環状自動車道と名古屋高速道路が交差する楠ジャンクション(JCT)付近。大型バスが出発した「あおい交通」野口営業所の運行主任は「高速の出口は右側の車線にあり、走行車線から車線をまたいで出なければいけない。運転する立場としても大変気を使う場所だ」と語った。
【図解】バスはどこにぶつかり、横転・炎上したのか バスは本線と出口を隔てる分離帯に接触したとみられ、本線側で横転して激しく炎上した。運転席で1人が心肺停止の状態で見つかるなど、車内にいた2人が死亡。けがをした乗客6人について、同社は「(車内を移動して)割れたフロントガラスから自力で脱出した可能性が高い」としている。後続の乗用車の運転手1人も病院に運ばれた。

事故の直後に、隣の車線を車で通りかかった愛知県内の男性(21)は「(バスが燃えていて)熱かった。10人くらいの人がバスから避難して、車の外で座っていた」などと話した。 付近の住民らは爆発音や立ち上る火煙に驚き、不安そうな表情で警察や消防の作業を見守っていた。 現場近くの事務所で働いていた自営業の男性(70)は「10回ぐらい爆発音が聞こえた。事故かなと2階の窓から顔を出したら、1分ぐらいで火の手が上がった」と表情をこわばらせた。名古屋高速の下を走る国道沿いのガソリンスタンド従業員(35)も「『パンッ、パンッ』という大きな破裂音が数回聞こえた。ゴムの焼けたような強いにおいが周囲に充満した」と話した。【井上知大、加藤沙波】
バスは本線と出口を隔てる分離帯に接触したとみられ、本線側で横転して激しく炎上した。運転席で1人が心肺停止の状態で見つかるなど、車内にいた2人が死亡。けがをした乗客6人について、同社は「(車内を移動して)割れたフロントガラスから自力で脱出した可能性が高い」としている。後続の乗用車の運転手1人も病院に運ばれた。
事故の直後に、隣の車線を車で通りかかった愛知県内の男性(21)は「(バスが燃えていて)熱かった。10人くらいの人がバスから避難して、車の外で座っていた」などと話した。
付近の住民らは爆発音や立ち上る火煙に驚き、不安そうな表情で警察や消防の作業を見守っていた。
現場近くの事務所で働いていた自営業の男性(70)は「10回ぐらい爆発音が聞こえた。事故かなと2階の窓から顔を出したら、1分ぐらいで火の手が上がった」と表情をこわばらせた。名古屋高速の下を走る国道沿いのガソリンスタンド従業員(35)も「『パンッ、パンッ』という大きな破裂音が数回聞こえた。ゴムの焼けたような強いにおいが周囲に充満した」と話した。【井上知大、加藤沙波】

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