磐越道バス運転手宅にボンネットつぶれた車、知人に「そろそろ運転やめないと」…「カーブ曲がりきれなかった」と供述

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福島県郡山市の磐越自動車道で高校生20人を乗せたマイクロバスがガードレールに突っ込み、このうち1人が死亡し、17人が重軽傷を負った事故で、福島県警に逮捕されたドライバーの新潟県胎内市、無職の男(68)がこの数か月間に、別の交通事故を複数回起こしていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。
運転能力や身体機能に支障がなかったか、福島県警が調べている。
男は6日の事故について、制限速度80キロの区間を「時速90~100キロで走行し、(カーブを)曲がりきれなかった」と供述している。居眠り運転は否定し、事故後の呼気検査でアルコールは検知されず、県警に「体に不安はなかった」と説明したという。
男は2022年度から3年間、胎内市の会計年度任用職員として勤務し、マイクロバスを運転していた。市によると、月に4、5回、市主催のイベントや市職員の送迎を担っていたが、勤務中に事故を起こしたことはなかった。25年3月に「他の仕事が決まったので、辞めさせてほしい」と申し出ていた。
近所の住民によると、最近、ボンネットがつぶれた軽乗用車が男の自宅に止まっていたといい、知人女性が4月末に会った際、男は「そろそろ運転をやめないといけない」と語っていたという。
県警は9日、男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で福島地検郡山支部に送検した。捜査関係者によると、男は「親御さんから預かった大事な生徒を死傷させる事故を起こし、深く後悔している」と話しているという。

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