「全部転売に任せよう」複数のドコモショップがノルマ苦で“転売ヤー”を使っていた

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スマホを転売して利ざやを得る“転売ヤー”の存在が問題となる中、NTTドコモの販売店・ドコモショップ(DS)がノルマ達成のため、転売ヤーを使っていたことが「週刊文春」の取材で分かった。
【画像】ノルマ達成のため転売ヤ―に頼ったドコモショップ…NTTドコモを率いる井伊基之社長(64)を見る
ノルマに苦しめられるドコモショップ
ドコモは井伊基之社長(64)の下、強力に変革を推し進めている。約2300店舗あるDSを3年後の2025年度までに約700店舗閉鎖する方針を打ち出していることなどを小誌はこれまでも報じてきた。
そんな中、全国のDS関係者から次のような情報が複数寄せられている。「店舗ぐるみで“転売”に手を染めるDSが相次いでいる」 転売ヤーについては、NTTの島田明社長も今年11月の決算発表で「転売ヤーによる転売が最大の問題」と発言している。にもかかわらず、「店舗ぐるみ」とは一体なぜなのか。 実はその背景には、DSがノルマに苦しんでいるという実態がある。DS関係者が語る。店舗を苦しめている原因「今年に入り、ドコモ本部がDSに対する営業目標を設定した『統一評価』の中で、特に高い数値が設定された項目がありました。それはMNP(Mobile Number Portability=携帯電話番号ポータビリティ)です」 MNPとは現在使用している番号のまま他社に乗り換えられる制度。この「乗り換え獲得」ノルマが店舗を苦しめているという。「目標値はMNPが導入された直後の最盛期に近い水準。とても達成できない。最近は店舗幹部が『MNPは全部転売に任せよう』と言っているのです」(同前)ドコモに転売の実態について問うと… そして、このDS関係者はこう漏らすのだった。「普通なら上がるはずのない数字が出ているのでドコモ本部もわかっているはずなのですが……」 ドコモ本体に転売ヤーに頼った実態について見解を問うと、広報がこう答えた。「転売行為の規模感や手法はわかりかねますが、そのような行為があるとすれば厳正に対処をしてまいります」 ノルマ苦で追い詰められたDSが転売ヤーを動員する詳しい手口、転売ヤーたちが儲かるカラクリ、DSを訪れる転売ヤーの属性などは、12月27日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および12月28日(水)発売の「週刊文春」が詳しく報じている。(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年1月5日・12日号)
そんな中、全国のDS関係者から次のような情報が複数寄せられている。
「店舗ぐるみで“転売”に手を染めるDSが相次いでいる」
転売ヤーについては、NTTの島田明社長も今年11月の決算発表で「転売ヤーによる転売が最大の問題」と発言している。にもかかわらず、「店舗ぐるみ」とは一体なぜなのか。
実はその背景には、DSがノルマに苦しんでいるという実態がある。DS関係者が語る。
「今年に入り、ドコモ本部がDSに対する営業目標を設定した『統一評価』の中で、特に高い数値が設定された項目がありました。それはMNP(Mobile Number Portability=携帯電話番号ポータビリティ)です」
MNPとは現在使用している番号のまま他社に乗り換えられる制度。この「乗り換え獲得」ノルマが店舗を苦しめているという。
「目標値はMNPが導入された直後の最盛期に近い水準。とても達成できない。最近は店舗幹部が『MNPは全部転売に任せよう』と言っているのです」(同前)
ドコモに転売の実態について問うと… そして、このDS関係者はこう漏らすのだった。「普通なら上がるはずのない数字が出ているのでドコモ本部もわかっているはずなのですが……」 ドコモ本体に転売ヤーに頼った実態について見解を問うと、広報がこう答えた。「転売行為の規模感や手法はわかりかねますが、そのような行為があるとすれば厳正に対処をしてまいります」 ノルマ苦で追い詰められたDSが転売ヤーを動員する詳しい手口、転売ヤーたちが儲かるカラクリ、DSを訪れる転売ヤーの属性などは、12月27日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および12月28日(水)発売の「週刊文春」が詳しく報じている。(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年1月5日・12日号)
そして、このDS関係者はこう漏らすのだった。
「普通なら上がるはずのない数字が出ているのでドコモ本部もわかっているはずなのですが……」
ドコモ本体に転売ヤーに頼った実態について見解を問うと、広報がこう答えた。
「転売行為の規模感や手法はわかりかねますが、そのような行為があるとすれば厳正に対処をしてまいります」
ノルマ苦で追い詰められたDSが転売ヤーを動員する詳しい手口、転売ヤーたちが儲かるカラクリ、DSを訪れる転売ヤーの属性などは、12月27日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および12月28日(水)発売の「週刊文春」が詳しく報じている。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年1月5日・12日号)

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