年末年始の“シフト強要”急増? 大学生悲鳴「帰省できない」…要因は“新型コロナ”

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クリスマスなどの繁忙期に、アルバイトの“シフト強要”が増えているといいます。コロナ禍のしわ寄せとみられ、取材に「帰省できない」と話す大学生もいました。
■“シフト強要”で…大学生悲鳴「帰省できない」
クリスマスからお正月にかけ、多くの店は今が書き入れ時。しかし、店を支えるアルバイトの人たちからは、こんな声が上がっています。
20代(飲食店アルバイト):「(Q.シフトを急に変えられたら?)私はあまり断れないかな。自分の時間を犠牲にしちゃうタイプで。かわいそうだなって気持ちが芽生えてきて、犠牲にせざるを得なくなっちゃう」
■外国人留学生“減少”…学生・パートにしわ寄せ
このように店側から意に反して、シフトを強要される大学生など若い世代が今、急増しているといいます。要因の一つは、新型コロナです。
労働問題などに取り組むNPO法人POSSE・荻田航太郎さん:「コロナ前は、大きな労働力として外国人留学生に頼っていた。コロナになって、外国人留学生の数が減少している。そのしわ寄せが、日本の学生とか主婦のパートにシフト強要という形で表れている」
コロナ前には、31万人いた外国人留学生は、去年およそ24万人にまで減少。そのあおりを受け、アルバイトへのプレッシャーは、以前より増しているとみられています。
労働問題に取り組む団体は、理不尽な要求を受けた際には、個人で加盟できる労働組合などもあるため、一人で悩まず相談してほしいと呼び掛けています。

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