東京・池袋の商業施設サンシャインシティ内の「ポケモンセンターメガトウキョー」で女性店員が男に刺されて死亡した事件で、元交際相手の住所、職業不詳広川大起容疑者(26)が女性への連絡手段を絶たれて以降、ストーカー行為を繰り返すようになったことが捜査関係者への取材でわかった。
警視庁は、広川容疑者が関係解消後も一方的に好意を抱いていたとみて殺人容疑で調べている。
同庁の発表によると、死亡したのは東京都八王子市のアルバイト春川萌衣さん(21)。広川容疑者は26日夜、店内で春川さんの首や腕などを刺して殺害した疑い。自分の首も切り、搬送先で死亡した。
捜査関係者によると、2人は2023年12月頃、アルバイト先のファストフード店で知り合い、24年10月頃に交際を始めた。
春川さんは25年7月頃から夢だったポケモンセンターでの勤務を始めたが、広川容疑者が「お前には向いてないから辞めろ」と言うようになり、春川さんから別れを告げたという。
その後、春川さんがLINEでのメッセージを拒否するなど一切の連絡を絶つと、広川容疑者は春川さんの仕事帰りに待ち伏せ、自宅周辺までつきまとうなどのストーカー行為を繰り返すようになったとされる。
同年12月25日には春川さんの自宅玄関に「今夜中に連絡をください。助けてください」というメッセージを添えてポケモンカードが置かれていた。春川さんは同日、八王子署に相談。警察官が春川さんを自宅に送り届けた際、広川容疑者が近くにいたため、同署はストーカー規制法違反容疑で逮捕していた。警視庁は同日以降、春川さんに計9回接触し、職場の変更を助言するなどしていた。