路上で小学生に下半身露出、パパ活勧誘も…「女児」に固執した男をわいせつ行為に駆り立てた“衝動”

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「未成年の女の子に性的興奮を覚えることと、未成年ならあまり騒がれないだろうなという気持ちもあって、狙ってしまいました」
女児への痴漢行為やパパ活の勧誘を繰り返していた31歳の男は、検察官の「未成年の女の子を狙う理由は何ですか」という質問にこう答えたのだった。
「’25年9月8日、千葉県警は不同意わいせつの疑いで、千葉県柏市の無職・森山颯(はやて)被告(31)を逮捕しました。森山被告は、帰宅途中の女子中学生Aさん(当時12歳)とすれ違いざまに、胸を数回触ったということです。
Aさんの家族が県警に相談したことから事件が発覚し、防犯カメラなどの捜査で森山被告が浮上。『性的欲求のためにやった』と容疑を認めていました。森山被告は事件当時会社員でしたが、逮捕後に解雇されています」(全国紙社会部記者)
その後、Bさん(当時13歳)、Dさん(当時12歳)、Eさん(当時10歳)らへの余罪が次々と発覚し、再逮捕を繰り返すこととなった。そのなかで金銭を渡して性行為を要求する、いわゆる「パパ活」をしていたことも明らかになっている。前出の社会部記者が続ける。
「森山被告のスマホを解析した結果、女児との性行為を撮影した動画や学生証の画像が保存されていたのです。県警は11月26日に、女子中学生Cさん(当時12歳)に対する、不同意性交等などの疑いで森山被告を再逮捕しました。
さらに12月8日には、遊歩道で10代の女子小学生に、下半身を露出しながら『すいません』と声をかけて体を触ったとして、公然わいせつなどの疑いで再逮捕されています。森山被告は容疑を認めていましたが、こちらの事件は起訴されていません。最終的に被害者は5人に上ることになりました」
起訴された順にA~Eさんの5人の女児への犯行に及んだ森山被告は、Aさん、Eさんに対する不同意わいせつ、Bさん、Dさんに対する千葉県迷惑防止条例違反、そしてCさんに対する不同意性交等や性的姿態等撮影、児童ポルノ禁止法違反と5つの罪に問われることとなった。
3月19日、千葉地裁で森山被告の第2回公判が開かれ、この日、結審した。
上下黒のスウェットで入廷した森山被告は身長は170僂曚鼻細身で後ろ髪は肩にかかり、耳も目も髪で隠れた風貌からは中性的な雰囲気を漂わせ、気弱そうな印象を受けた。
しかし起訴状や冒頭陳述などから明らかになったのは、たとえ勤務中であっても、好みの女児を見かけると車を止めてわいせつな行為に及ぶという、森山被告の異常なまでに女児に固執する大胆な犯行だった。
「’25年9月上旬、被告人は当時勤務していた会社から貸与されていた車を運転中、千葉県内の歩道上でAさんの姿を認めると、車を路上に止め、早歩きで追跡しました。そしてAさんを追い抜いた後、向き直り、すれ違いざまに着衣の上からAさんの胸を数回、触りました」(Aさんへの犯行)
「’25年8月下旬、被告人は千葉県内の歩道上で体調を崩して電柱にもたれていたBさんに近づき、『大丈夫ですか?』と声をかけました。Bさんが『大丈夫です』と答えると、着衣の上から胸を触ってその場を立ち去りました」(Bさんへの犯行)
「’25年7月中旬、営業先を訪問するべくコインパーキングに車を駐車した被告人は、集団で下校中の小学生に出くわし、女の子の体を触りたいと考えました。そして集団から離れていたEさんを見つけると近づき、すれ違いざまに着衣の上から胸をつかむなどのわいせつな行為に及びました」(Eさんへの犯行)
路上で痴漢行為を繰り返していた森山被告は、パパ活の勧誘を繰り返してもいた。
「’25年8月下旬、千葉県内の駅付近でパパ活できそうな相手を物色していた被告人は、Cさんの姿を見つけました。スマホのメモアプリに『パパ活しませんか』などと表示したものを見せましたが、断られています。
数時間後、再びCさんの姿を認めた被告人が『さっきはごめんね、4万円あげるからホテルに行かない?』と声をかけたところ、Cさんが応じたことからホテルに向かいました。そして性行為などに及んだうえ、スマホで動画を撮影・保存しています」(Cさんへの犯行)
「’25年4月初旬、被告人は店舗内でパパ活に応じてくれる相手を物色するなかで、Dさんを発見しました。Dさんの背後を通り過ぎる際に、下半身を触り、驚いて振り向いたDさんに『すいません』と言いながらスマホを見せました。そこには『パパ活お願いできないかな』と表示されていました。さらに『ちょっとこっち来て』と声をかけましたが、Dさんが応じなかったことから、その場を立ち去りました」(Dさんへの犯行)
公判では、パパ活に応じてしまったCさんの母親の供述調書が読み上げられた。事件の話を聞いて、「まさか自分の娘が」と衝撃を受けたという。そして、「娘の考えの甘さや倫理観の足りなさが、こういう男につけ込まれた要因になっているので、親として今後このようなことがないよう厳しく教えたい」としつつも、こう怒りをあらわにしていた。
「一番の原因は、娘にお金をちらつかせて連れ去った、この男にあると確信しています。厳しく処罰していただくようお願いいたします」
仕事中であろうとお構いなしに次々と犯行を重ねた森山被告。「なぜ、こういう行動に出てしまうのか」という弁護人の質問に、こう答えていた。
「当時の職場で大きなストレスを抱えていて自制がきかなくなってしまいました。ストレスの原因は人間関係だったり、採用された業務とは、違う仕事をさせられたりしたことです」
職場を辞めることもできず、ストレス発散のはけ口として女児を狙ったのだとして、「私の意志の弱さから、自分の性欲に負けてこのような犯行に走ってしまったと考えています」と述べていた。
なぜ女児ばかりを狙ったのだろうか。検察官がその点について質問すると、冒頭のように未成年に興味があったことなどを明かして、こう続けた。
「未成年者が性被害に遭った場合、一生トラウマが残りかねないということはわかっていました。それでも犯行を止めることはできませんでした」
そして「もう自分で自分を制御できないので、専門のクリニックを受診することを考えています」と述べたのだった。
この日は論告弁論が行われた。
検察官は「各被害者は各々の生活圏内で被害に遭っていることから、社会生活への影響も無視できず、結果はいずれも重大」「繰り返し年少者を狙ってわいせつ行為やパパ活の勧誘を行っていたことから、常習性がうかがわれる」などとして「拘禁刑7年」を求刑。
一方、弁護人は「今後、専門の医療機関での治療を約束している」ことや「家族の監督が期待できる」ことから「寛大な判決を求める次第です」と述べた。
今回の犯行で逮捕される前にも、やはり10歳前後の女児への強制わいせつの容疑で逮捕・勾留されたという森山被告。そのときは被害者側が示談に応じたために起訴されることはなかった。しかし、今回の各被害者は「絶対に許す気はない」と誰も示談に応じなかったという。
「刑務所で受刑する覚悟はできている」と述べていた森山被告に、司法はどのような判断を下すのだろうか。
判決は4月17日に言い渡される予定だ。
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取材・文・写真:中平良

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