釣り上げたフグを家庭で調理…母娘が食中毒 熊本県で8年ぶり〝フグ毒は青酸カリの数百倍〟

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上天草市で釣り上げて家庭で調理したフグを食べた女性2人が食中毒を発症しました。
熊本県によりますと、3月23日に熊本市内の医療機関から「フグによる食中毒の疑いで患者が入院している」と天草保健所に報告がありました。
症状が出たのは、熊本市に住む90代と福岡県に住む60代の母娘2人です。
2人は、3月21日午後6時ごろ、上天草市に住む親族の男性(60代)が釣ったフグを家庭で調理し、他の親族3人と一緒に食べました。
すると、3時間ほどするうちに口や手のしびれや吐き気などを訴えたということです。
2人とも快方に向かっていますが、90代の女性は今も入院しています。
フグは「ヒガンフグ」とみられ、身と卵巣と白子に分けてからあげにして食べたということです。
県は、2人の訴えている症状が、フグによる食中毒の症状と一致していることに加え、尿などから、フグの肝臓や卵巣などに含まれる毒「テトロドトキシン」が検出されたことなどから、フグによる食中毒と断定しました。
熊本県内でのフグによる食中毒は2018年以来8年ぶりで、2002年には、死者も出ています。
フグの毒「テトロドトキシン」は「青酸カリ」の数百倍の毒性を持ち、営業でフグを提供する場合「ふぐ処理師」の免許を持つ人が、「ふぐ処理所」の登録や、許可を受けた施設で調理する必要があります。
個人で調理する場合はこの限りではないものの、熊本県の健康危機管理課は「食べられるかどうかを素人が判断することは大変危険で、フグの毒は加熱してもなくならない」と注意を呼びかけています。

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