女児にタイヤ直撃させる事故起こした52歳男、執行猶予中に無免許運転繰り返した疑い…女児は今も意識不明

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無免許運転を繰り返したとして、札幌地検は3日、札幌市西区の会社員の男(52)を道路交通法違反(無免許運転)で札幌地裁に起訴した。
男は、不正改造した軽乗用車から外れたタイヤを女児に直撃させる事故を起こしたとして有罪判決を受け、執行猶予中だった。
起訴状によると、男は昨年11月28日~12月25日、札幌市と北海道小樽市で6回にわたり、トラックを無免許で運転したとされる。札幌西署が先月10日、男を同法違反(無免許運転)容疑で逮捕していた。
男は2023年11月14日、不正改造した軽乗用車のタイヤのホイールナットの緩みを見逃して札幌市西区の市道を軽乗用車で走行。脱輪した左前輪が歩いていた女児(当時4歳)に直撃し、頸髄(けいずい)損傷を負わせる事故を発生させ、女児は現在も意識不明となっている。
男はこの事故で自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)と道路運送車両法違反(不正改造)に問われ、札幌地裁は昨年4月、懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡していた。
容疑者の逮捕、起訴を受け、女児の父親は「(事故の公判の)判決から1年もたっていない。当時の裁判では『もう運転しない』と言っていたが、その場さえごまかせればいいと思っていたのか」と憤りをあらわにする。
女児は頸髄(けいずい)を損傷し、現在も意識不明の状態で入院している。病室ではタブレット端末で女児の好きなディズニー映画を流し、「どの歌が好き?」などと話しかけたり、家族の話を聞かせたりしているという。
無免許運転による逮捕の知らせを聞いた時には、驚きとともに「やはりそんなことをする人間なんだ」とあきれたという。女児の治療費なども支払う意思は示したものの、十分に支払われていない。
今後は容疑者の男や事故車の所有者らを相手取り、月内にも損害賠償を求めて札幌地裁に提訴する考えだ。父親は「多くの人を裏切った。周囲もなぜ止められなかったのか、問いたいことがたくさんある」と話した。

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