元大阪府知事で大阪市長も務めた弁護士の橋下徹氏(56)が25日、フジテレビ系「旬感LIVE とれたてっ!」(後1・50)にコメンテーターとして生出演し、高市早苗首相(自民党総裁)の事務所が、先の衆院選で当選した自民議員側に対し、当選祝い名目で数万円相当のカタログギフトを配布していたことについてコメントした。
首相は自身のX(旧ツイッター)で、当選へのねぎらいの気持ちを込め、全員に「(自身が支部長を務める)奈良県第2選挙区支部として品物を寄付した」と説明した。政治資金規正法は「何人も公職の候補者の政治活動に関して寄付をしてはならない」と規定。一方、支部を含む政党から公職の候補者への物品による寄付は認められている。高市氏は25日、参院本会議で代表質問を受け、金額は1人分約3万円で、当選315人分で約1000万円だったことを明らかにしている。
法律上の建て付けについて、橋下氏は「違法とは言えない」としつつも、「非常に残念」と失望感をあらわにした。
高市氏は政党交付金からの出資を否定しているが、橋下氏は「政党交付金でなければ、政治献金です」と解説した。その上で、「政治家がみんな間違うのは、政治献金は自分で集めたお金、自分たちで集めたお金だから、自由に使わせてくれっていう思いがあるんですけども、これ非課税ですから。納税していないということはある意味、補助金があるようなものなんですよ」と指摘した。
「政治献金を使った場合には、政治活動に充てられるようなことだったら、みんな納得すると思うんですけど、これ、政治活動ですか?」。疑問を口にしつつ、「たぶんカタログギフトって、肉だとか何とかでしょう?それが、政党交付金じゃなくても、非課税のお金がそういうところに消えていく。しかも945万円を、これある意味ポケットマネー的に配るなんていうのはちょっと常識が…」と述べた。
タレントゆめぽてが「ねぎらいの気持ちはすっごく分かるけど、900万円ってなかなかの額」と、政治家の金銭感覚に首をかしげた。橋下氏は「ねぎらいって政治活動なんですか?」と続いた。
同氏は受け取った国会議員にも喝を入れた。「受け取る方も受け取る方で、返せよ!国会議員も」。さらに、高市氏には、お礼に最適な贈り物を提案。「高市さんもねぎらいで、本当に政治活動のために役に立つのであれば、高市さんの本は役に立つから。もの凄く政策が細かく書いてある。それを配ったら十分、政治活動として(納得がいく)」と話した。