奪われた15歳息子の命 突っ込んできた車とフェンスに挟まれて…「怒りや悔しさや憎しみ。一生忘れない」父親が語る悔恨 「間違いでは済まされない」 大阪・東大阪市

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ことし1月6日。大阪府東大阪市のコンビニエンスストアの駐車場で中学3年生の男子生徒(15)が車にはねられ死亡しました。車は車止めを乗り越えて突然突っ込んできて、男子生徒は「車とフェンスとの間に挟まれる形」になったといいます。 車を運転していたのは71歳の男性。現行犯逮捕され、調べに対し「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話しました。 事故から1か月あまり。突然息子を失った父親の思いとは…▼「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」突然奪われた15歳の命

小川総司さん(当時15)。明るい性格で、周りを自然と笑顔にする存在だったといいます。 1月6日。総司さんは東大阪市のコンビニエンスストアで車にはねられ、死亡しました。運転していたのは71歳の男性で、「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話したといいます。 男性は現行犯逮捕されましたが、その後釈放され、在宅での捜査が続いています。▼現場にブレーキ痕なし 15歳の息子は「車とフェンスに挟まれる形」で亡くなった… (父親 小川蔵弘さん)「ルールを守っていた側の人間が亡くなるなんて…。どういう思いで最後までアクセル踏んだのかなって。怒りや悔しさや憎しみ。一生忘れないです」 総司さんの父親の蔵弘さん(38)。なぜ、見通しのよい場所で昼間に事故が起きたのか。いまでも信じられないといいます。 警察や両親への取材による事故当時の様子によると、総司さんは塾の休憩中で、大好きなコーラを買うためコンビニに立ち寄りました。 その時、東側から走ってきた車が突然、急発進。車止めを乗り越えて総司さんに突っ込みました。現場にブレーキ痕はなく、車はさらに約10m先のフェンスにぶつかり停止。総司さんは車とフェンスに挟まれる形となりました。▼「気持ち的に苦しすぎて」総司さんの部屋はいまも当時のまま 総司さんの部屋は、いまも当時のままです。 (父親 蔵弘さん)「勝手に片付けたら怒られるかもしれないし、なかなか触るに触れない」 (父親 蔵弘さん)「家族のグループLINEも残っていますし、(携帯を)解約することによって、友達の電話帳・LINEとかから総司が消えてしまうっていうのが…気持ち的に苦しすぎて」▼「息子を無駄死にさせないように…」父は免許返納考えるイベントに立つ 事故から1か月、警察が開催した運転免許証の自主返納について考えるイベント会場に蔵弘さんの姿がありました。 (父親 蔵弘さん)「総司が体を張って、僕たち大人に車の運転の危なさを教えてくれたわけですから。総司を無駄死にさせないようにいろんな大人に伝えていくっていう宿題をあいつ(総司さん)が置いていったから…少しでも良い答えを出せるようにしたいなと思います」▼加害者にならなかったら被害者もいない 突然、失われた命。蔵弘さんは、「間違いでは済まされない」と話します。 (父親 蔵弘さん)「普通の幸せなんかないと思いますね。何をしてもあいつ(総司さん)は帰ってこないですから。『しっかりしてよ』って、『絶対加害者にならんとこうぜ』って。加害者にならなかったら被害者もいないんだから」

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