介護給付、初めて10兆円超え 20年度、高齢化で過去最高

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厚労省が31日発表した20年度の介護保険事業状況報告によると、介護サービスの利用者負担(1~3割)を除いた給付費は過去最高の10兆2311億円となり、初めて10兆円を超えた。19年度比2.7%増。高齢化の進展に伴い、介護保険制度が始まった00年度から増え続け、約3.2倍になった。
65歳以上の1人当たりの給付費は28万6千円で、前年度より6千円増えた。20年度末時点の要介護・要支援の認定者は682万人で前年度より13万人増加した。
最も重い要介護5の人の割合は8.6%、要介護4は12.5%、要介護3は13.3%。要支援1~要介護2が65.6%を占めた。

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