「通路ナンパ」「選手とホテル飲み」も…野球観戦を彩る「ビールの売り子」たちが語る「赤裸々事情」

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野球観戦の醍醐味は、試合だけではない。手に汗握る展開で盛り上がった球場の熱気を、かわいらしいコスチュームに身を包んだ売り子が注ぐビールでクールダウン――。この快感にハマるプロ野球ファンは少なくない。
そこで今回は、昨シーズンまで東京ドームでビールの売り子をしていたメイさん(仮名・以下同)、横浜スタジアムで売り子をしていたマオさん、神宮球場で売り子をしていたサキさんの3人による“売り子座談会”を実施。
球場の妖精たちが見た、プロ野球観戦の現実をとことん語ってもらった。
――まずは皆さん、ご卒業おめでとうございます。
メイ「ありがとうございます! シーズン最終日は、樽ごと買ってくれる常連さんが何人もいて、大忙しでした。私の担当エリアだったバックネット裏は、年間シートを持っている企業の方や、筋金入りの野球ファンが多いので、何年も売り子をやっていると顔見知りが増えるんです。
会社によって樽の大きさは違いますが、私が担いでいた樽は、満タンだと17杯分。1杯900円なので、一撃で15300円です。当然、お一人では飲めないので、周りのお客さんに配って大騒ぎしている方が多いです。飲まずにゴミ箱に流しちゃう人もいますが、売り上げのためなので、見て見ぬフリを貫きます……(笑)」
マオ「ハマスタにもそういうお客さん、います! 選手とも交流のある、とある有名なお客さんは、何年も同じ席に陣取って、シーズン途中でも樽ごと買って周りに配るんです。そうやって仲良くなると、そのお客さんはコッソリ、ビールの樽のカバーのところに、連絡先が書かれた紙を挟む。そこに連絡すると、お客さん主催の飲み会に誘われるらしくて。指定されたお店に行ったら、その場にはDeNAの選手が……みたいな話はよく聞きます。
噂を聞きつけて、選手と飲みたい売り子たちが積極的にその人に営業をかけたりすることも。お客さんからすれば、売り子とも仲良くなれるし、飲み会で選手とも仲良くなれるしで一挙両得ですよね(笑)」
サキ「神宮にもそういう“名物オジさん”、います! 実際、そういった飲み会経由で選手と結婚した先輩もいますよ。有名なのは、10年くらい前に結婚を発表した、当時阪神所属のA野手です。奥さんは神宮の売り子で、周りの人がみんな振り返るレベルの美人。愛想もよく、売り上げも常にトップクラスだったみたいです。
他の選手との“争奪戦”の末に、A選手がその人と交際。2年ほど東京と兵庫で遠距離恋愛を続けて結婚しました。でも、もうその選手は戦力外になっちゃって……。長くチェッカー(売り子が担ぐビールの樽を入れ替えたり、売り上げを管理する役割)をやっている先輩は、『せっかくエースだったんだから、あの子ももっとスター選手と結婚していれば……』なんてヒドいことを言ってました」
メイ「たしか、去年大ブレイクしたパ・リーグの若手外野手のBくんも、神宮の売り子と結婚してましたよね。神宮、けっこう穴場なのかも(笑)。東京ドームは売り子と選手の接触がご法度なので、なかなか飲む機会がないんですよね。
とはいえ、その穴をこじ開けて合コンを組んじゃう子もいます。六本木とかに飲みに出ると、関係者と知り合うらしくて……。偏見かもしれませんが、ドームの4階席の売り子は、けっこう選手たちと飲んでます。ロッカーで、『昨日は◯◯さんの車で飲みに行って……』なんて自慢気に話している子もいるくらいです」
マオ「ハマスタは、売り子の待機所と選手たちが使う通路が近いんですよ。だから、目当ての売り子が通りかかるのを待ち構えて、試合前の選手が『インスタ交換しようよ』ってナンパしてきたりするんです。私もセ・リーグの人気若手外野手のCくんに声をかけられて、六本木でホテル飲みしたことがあります(笑)」

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