【NHK川口移転】完成間近の新スタジオに近隣住民から「交通の便は地獄のような場所」の声…「都内に家を買った局員」の絶望

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JR川口駅からバスに揺られること約15分。戸建てが並ぶ閑静な住宅街を歩いていくと、巨大な建物が突如として現れた。
掲示された建築計画にある建築物の名称は「NHK川口施設(仮称)」。2028年度の運用開始を予定しているNHKの新たなドラマ制作拠点だ。
「昨年12月に囲いが外れたんですが、想像以上の威圧感で驚きました。大河や朝ドラを撮るんでしょう。でも、こんな辺鄙な場所に天下のNHK職員が本当に来るんですかね……」(近隣住民)
NHKと行政が共同運営するさいたま新産業拠点「SKIPシティ」内に建設中の新施設は、地上4階・地下1階、延べ床面積は約3万平方メートルという広大なもの。
「川口の施設は渋谷の放送センター建て替えに伴う代替施設の予定でしたが、建て替え完了後も継続して使用されることが決まっています。隣接する空き地にも新たに棟を増設することが決まり、こちらは来年着工します。川口の施設は、事実上のNHK別館。音楽番組制作の一部も移転される予定です」(NHK関係者)
川口市や埼玉県にとっては、悲願の誘致だった。
「市の新庁舎を建てる計画もあったが、頓挫してしまった過去がある。その後、NHKが渋谷にある放送センターの建て替え計画を発表したことを受け、市と県は誘致を進めてきた。移転に伴い、1日に1000~2000人規模が働く映像産業拠点が誕生することになる」
市の関係者はこう鼻息を荒くするが、地域住民の視線は驚くほど冷たい。
「とにかく交通の便が悪すぎるんです。JR川口駅、西川口駅、埼玉高速鉄道の鳩ヶ谷駅と、一応3駅利用可能ですが、どこからもバスが必須。しかも本数が少ない。送迎車で移動する幹部はともかく、電車通勤の現場スタッフは地獄ですよ」(前出の住民)
「映像関連企業も集積させ、一大拠点を開発するとのことだが、具体的な話は一切入ってこない。不動産の値上がりもない。現状ではNHK効果はゼロ」(近くの不動産業者)
周辺環境も、華やかな渋谷とは比べるべくもない。
「一帯は静かな住宅街で、NHKの建物の周囲には飲食店どころかコンビニすらない。市は商業施設を誘致すると言っていますが、現状はスーパーのヤオコーがあるだけ。渋谷から川口なんて、失礼ながら『都落ち』もいいところ。移転してくる職員がかわいそうに思えてきます。いったい誰得なのか。車のアクセスも悪く、役者さんにしても川口まで来てくれるんですかね」(別の住民)
当のNHK局員も不満や不安を抱えている。
「制作拠点が川口に移れば、生活環境は激変します。渋谷に残れるのは報道や生放送の番組といわれていますが、それもどうなることやら。都内に家を購入した局員は絶望していますよ」
工事完了は3月。現場の局員や近隣住民の戸惑いをよそに、運用開始に向け、巨大プロジェクトは粛々と進んでいる。
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