爆発的流行「リカバリーウェア」に効果はあるか…実際に着てみた「意外な感想」

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睡眠について詳しく解説したが、その「質」を高めるアイテムとして、爆発的に流行しているのが「リカバリーウェア」だ。主要各社の年間販売数量は計300万枚を超え、’25年の新語・流行語大賞にもノミネートされた。
日本能率協会総合研究所の調査では、リカバリーウェアの市場規模は’24年に189億円。’25年は2倍以上に膨らみ、’30年には1700億円に達すると予想している。
ブームの火付け役となったのが、コンディショニングブランド会社「TENTIAL」が販売する「BAKUNE」というリカバリーウェア。「嵐」の櫻井翔のCMで知った人も多いだろう。機能性パジャマをうたい、長袖の上下で約2万7000円と高額だが、’24年12月までに100万セット以上を販売した。
BAKUNEの大ヒットに追随するように、ワークマンもリカバリーウェア「メディヒール」を昨年9月に低価格(約1300円~)で販売したところ、1週間で売り切れとなった。
さらに衣類各メーカーもこぞってリカバリーウェアを発売。紳士服のAOKIは「リカバリーケアプラス」を約9000円で販売しているが、同社広報は「売上高前年比100%以上で推移しております」と語る。
そもそもリカバリーウェアとは、プラチナなどの鉱物やセラミックを微細化して繊維に織り込んだ、特殊な生地でつくられた衣服のこと。なぜこれらを織り込んだ生地を使うことでリカバリー効果があるのか。東京むさしのクリニック院長の橋本将吉氏が解説する。
「人間は、皮膚の下の血管から常に熱を発散させています。実はこのときに微弱な遠赤外線も一緒に放出されているのですが、リカバリーウェアの特殊繊維は、この遠赤外線を反射します。それにより、血管が拡張し、血流が促進され、リラックス効果が得られるのです」
各社によって値段が大きく異なるのは、素材や構造の違いによるものとされている。では、それぞれの着心地はどうなのか。
まずは、BAKUNE。素材にこだわるだけでなく、衣服を立体的に設計していることが特徴だ。慢性的な腰痛に悩まされ、健康意識が人一倍強い本誌最年長の60代男性記者が、年末から2週間以上にわたり試した。
「生地は薄手で、着た感じはとても軽い。それでいてぽかぽかと温かいので、家にいるときはずっと着ていました。冬になると腰に違和感を覚え、2~3年に一度はギックリ腰になっていましたが、リカバリーウェアを着ている期間は、そうした腰痛はありませんでした。
ただ、睡眠に関しては正直そこまでの効果は感じられませんね。もともと寝付きが良いタイプで、布団に入って10分くらいで寝られます。リカバリーウェアを着ている期間も変わりなく、朝までぐっすり眠れました」
後編記事『爆発的ヒット「リカバリーウェア」を着て、感じた「強烈な違和感」…「ほんとうの効果」が見えてきた』へ続く
「週刊現代」2026年2月2日号より
【つづきを読む】爆発的ヒット「リカバリーウェア」を着て、感じた「強烈な違和感」…「ほんとうの効果」が見えてきた

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