国立健康危機管理研究機構(JIHS)は、現在流行しているインフルエンザのウイルスは「サブクレードK」と呼ばれる新たな変異株が主流になっているとの解析結果を明らかにした。
重症化のリスクは従来のウイルスと変わらず、ワクチンも一定の効果があるとしている。
JIHSの解析によると、海外から入国した人を対象にした調査では、今年9~11月に検出されたA型(H3N2)のウイルス186株のうち、サブクレードKは138株で、74%を占めた。国内の調査でも9月以降に患者から採取した23株中、22株がサブクレードKだった。
厚生労働省によると、全国約3000か所の定点医療機関から11月17~23日の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は1医療機関あたり51・12人で、昨年同期の2・36人の20倍超となっている。
JIHSの長谷川秀樹・インフルエンザ研究センター長は「手洗いや飛沫(ひまつ)が飛ばないエチケットなど今まで通りの感染対策をしてほしい」と話している。