冬季の外国人労働者1200人を対象とした共同住宅の建設が、道から許可され、住民の不安が広がっている北海道・倶知安町。
2025年1月1日時点で、倶知安町の外国人住民の比率は21.2%。外国人人口は前年比833人増の3627人と、急増しているのが実態だ。
前編記事『「真剣に引っ越しを考えています」 “日本一外国人が急増”倶知安町住民が語る「治安悪化が確実なワケ」【ニセコ・外国人住宅街建設問題】』で話を聞いた住宅建設地近くの住民以外にも、すでに治安の悪化を感じている人は少なくないようだ。
外国人住民が増えている地域の多くで全国的に問題になっているように、倶知安町でも年々、ゴミの不法投棄や騒音などの近所トラブルが目立ってきているという。倶知安町に30年以上住んでいる50代男性はこう証言する。
「ここ数年、私の自宅の近所に中国人がオーナーを務める外国人専用の短期賃貸用アパートが4棟も建設されました。夏は閑散としていて平和なのですが、スキーシーズンに短期滞在者が一気に増えると、夜間の騒音やゴミ出しのトラブルが頻繁に起きます。
他にも、自宅の敷地内に車を無断駐車したり、タイヤショベルに無断で乗ったり、雪かきの道具を勝手に使ったりするなど、迷惑行為が後を絶ちません。それ以外にも、深夜でもお構いなしに、中国やベトナムなどのアジア系観光客が、尋常ではない騒ぎ方をするのでとても困ります」
騒音やゴミ出し以外にも、以前の倶知安町ではなかったような犯罪も目立ってきているという。倶知安町で飲食店を経営する40代男性が語る。
「10年前は外国人といっても、スキーを目的にした欧米人の富裕層が多かったですが、今はそうではなく、アジア系の外国人も結構います。コンビニの駐車場で外国人の集団がカップラーメンを食べながら騒ぐなど以前にはなかった光景をよく見ます。他にも飲酒運転による交通事故、窃盗、傷害など、昔の倶知安町ではほぼなかった事件も最近よく聞くようになりました」
もちろんすべてが外国人によるものではないが、倶知安警察署がホームページで公表している「倶知安警察署管内 刑法犯発生状況」(令和7年10月末現在)によると、倶知安町の刑法犯の総数が他の町村よりも圧倒的に多くなっている(町村全体102に対して、倶知安町は63)。
さらに日本人の予想を超えるような行為も珍しくないと、前述の40代男性が続ける。
「今年の夏に開催されたニセコの花火大会で、花火が上がっているときに、中国人が禁止されているドローンで撮影しようとして、警察を巻き込んで大きな騒ぎを起こしてました。日本語表記の警告しかなかったとはいえ、日本人の感覚とズレてますよね」
倶知安町の駅前通りは、外国人が経営している店舗や外国人観光客向けの店舗が多くなり、地元住民も気軽に利用できないという。
「以前、初めて行ったハンバーガー屋は、日本人経営でしたが、明らかに外国人をターゲットにした価格帯で1個4000円もしました。免許証などを見せて、日本人だと証明できると確か1000円割引でしたけど、それでも高すぎる。
しかもそういう店はスキーシーズンの外国人観光客をターゲットにしているので、冬しか営業していません。昔に比べて、気軽に行けるような店が減ったので不便になりました。特に倶知安駅前は中国人だらけで、チャイナタウン化したといっても過言ではないくらいです」(ニセコ町在住の30代男性)
地元のスーパーでは、明らかに外国人富裕層をターゲットにしている商品も目立つ。
「木箱に入っているウニは10万円。巨大なブロックの牛肉は20万円。ワインは30万円が普通に売ってあるので、『誰が買うんだろう』と最初不思議に思ってましたけど、地元の人は買えないので、お金持ちの外国人が買ってるんでしょうね」(倶知安町在住の50代女性)
ニセコ町や倶知安町のニセコエリアは、12月から3月にかけて、一時的に外国人が増えるシーズンとなる。
今回、話を聞いた地元住民の多くは「年々、暮らしづらい」「あずましくない(北海道弁で居心地が悪い)」と答えた。
もちろん、住む地域によって、問題なく暮らしている住民の方が多いかもしれないが、深刻な問題はこれからも続いていくだろう。
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