首都圏を中心に過熱する中学受験。多くの親が「周りもやっているから」という漠然とした思いでその渦に飛び込んでいないだろうか。長年、数々の生徒を難関校合格へ導いてきた中学受験を考える塾長氏は、こうした「なんとなく中学受験」に警鐘を鳴らす。
最近出版された著書『中学受験は戦略が10割: 東大生の親が絶対やらないこと (みんかぶマガジン新書)』の売れ行きも絶好調な同氏に、中学受験に向く子の素質や家庭の経済的条件といった現実的な側面から、中学受験とその後のキャリアの意外な関係性、AI時代のビジネスに直結する子どもの思考力の鍛え方まで、幅広く語っていただいた。全3回の第2回。みんかぶプレミアム特集「キャリアから考える中学受験」第5回。
中学受験でキャリアの選択肢が爆発的に増えるワケ
私立中学には、実に様々なバックグラウンドを持つご家庭のお子さんが集まります。親が一代で会社を築き上げた経営者、代々続く医師の家系、誰でも知っているような会社の社長、政治家、著名な法律家など、公立中学校の画一的なコミュニティではなかなか出会えないような人々との接点が生まれます。