13日の参院予算委で、共産党・小池晃書記局長が「企業経営」をテーマに、城内実・日本成長戦略担当相に怒涛の質問攻勢をかけた。
小池氏は大企業の純利益・配当と従業員給与の推移のグラフをパネルで示し「一部株主の利益のため国民の雇用や賃金を犠牲にしていたら、日本経済は失われた30年どころか40年になり衰退する」と指摘。高市早苗首相を指名したが、城内大臣が回答することになり「すみません、すみません」と言いながら回答に立ち、「企業を異常な貯蓄超過から正常な投資超過に戻し、コストカット型を脱して投資成長型を目指し、労働者への分配も増えていく」と述べた。
答弁が終わるなり、小池氏は「それ、どうやってやるんですか?」。速射砲で「その方向はいいですよ。具体的にどうやってやる?」と追及した。
回答台に戻ってきた城内大臣は「分配、いろいろあると思いますが、私、賃上げ、環境整備の担当ですので、さまざまな形で賃上げについても、しっかりと…まあ…色々とあると思いますので、やって…え、すみません…」とグダグダに。議場に笑いが起こった。
「例えばですね」と立て直そうとしたが「まあ…さまざまなやり方が…すみません、え、え、分配については賃金を、税を使うとか色々あると思いますので対応したい」と述べた。
すぐに小池氏が「税を使うって具体的に何をやるんですか?」。城内大臣は「賃上げ環境整備担当大臣として、しっかり分配するかについて検討させていただきます」と語ると、小池氏が「もう、しっかりとか色々とか言うだけで、具体的施策が何も出てこない。全然ダメですよ、これ!」と声を上げ、笑いが起こる中、城内大臣は自席で蒼白となった。
再度、答弁に立とうとしたが、藤川政人委員長が「もういいです、総理に答弁いただきます」と答弁交代を命じた。
高市首相は、地方交付金による補助金や、コーポレートガバナンスコードの見直しなどを語った。
その後「労働環境」にテーマが移って答弁が続いた後に、高市首相が最後に「企業に丸投げとの声も各地で聞いた。だから賃上げできる環境を作ろうと」と言って、振り向いて城内大臣を指をさした。「あそこにいる、賃上げ環境整備担当大臣!先ほど少し答弁でしくじったかもしれませんが担当大臣に指示しました」と述べ、爆笑が起こった。
ネットでも「しくじり大臣」「ダメだこりゃ」「ヤバい」「【悲報】城内実しくじり大臣爆誕」「酷い」「答弁しくじり大臣城内」「城内大臣の実力不足は明白」「アキレス腱になってしまいそうな感」「答弁能力ひどいな…」「国会大爆笑」「弱すぎる城内大臣。大丈夫かな」「城内大臣しっかり!!何故にテンパる」と突っ込む投稿が相次いだ。